しかし、「USPTO」(米国特許商標庁)へ申請されたシステムによって、さらなる進化を見せる可能性が発覚した。
この新しい特許は、アクティブエアロコンポーネントが自動または手動で調整可能となり、Rウィングが高速時のダウンフォースを改善、パガーニ「ウアイラ」にあるものと同様に機能すると思われる。
Rウィングは、チャージャーの空力パススルーとして設計されたが、特許申請には、ダウンフォースの増加に役立ち、調整可能なフラップを備えたRウイングの改訂版が記載されている。
このシステムは、フラップのアクチュエーターをRウィングの中央に収納、フラップは独立して動作することも、単一のユニットとして動作することもできるようだ。
ダッジは特許出願の中で、この革新的なフラップは、運転モード、周囲温度、速度などの運転条件に基づいて自動的に調整できると説明、さらに、フラップの角度は車内から手動で調整できるという。
すでに2024年チャージャーの内燃バージョンとバッテリー電気バージョンを発表しているが、どちらもこの特許に描かれているような調整可能なRウィングフラップを備えておらず、これらのアクティブ空力フラップが量産化されるまで2〜3年がかかるかも知れない。しかし同ブランドは、現在フラッグシップとなる800Vのチャージャー デイトナEVを開発中で、このアクティブエアロ採用第一弾となる可能性もありそうだ。