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恐る恐るチャレンジだ!
今回はメインテナンス編。幌はビニールの劣化をどうするか、そして水温計のセンサーは新しいパーツと交換するのが目標。
写真の左、小さな真鍮色のパーツが水温計のセンサーで、取り付けられている場所はサーモスタットケースの下あたりになる。右のケミカルはビニールの透明度を回復する為に用意したヘッドライト&樹脂パーツ透明復元コート。
大型カー用品店、ホームセンターなどで、最近は専用のコーナーが必ずあるヘッドライトクリーナー。これ、樹脂パーツの透明度を増すケミカルだよね。それなら幌のビニールも透明度を増してくれるはずだ。「幌のビニールも綺麗になるんじゃね?」と恐る恐るチャレンジだ。
まずはビニールの修復から。使用方法は、ブニール部を綺麗に洗浄後、専用タオルに溶液を取り塗布する。塗布後、すぐに別の綺麗なタオルで吹き上げれば良い。これで済むなら、いとも簡単。だが、ビニールにはどうなのだろう? 影響の少ないサイドのビニールに塗ってみる。
「おおぉ?! 素晴らしく透明感が増した!」
また、このケミカル「黒ツヤ復元!」とも書いてあるので、ダッシュボードの劣化にはどうなのか? 調子づいてこちらは綺麗に洗浄することもせず、早速テスト。白くなってしまった部分がかなり目立たなくなる。旧車はこのあたりのプラスチックパーツは、新品パーツではほぼ手に入らないため、これはかなり有効な手段だろう。これくらい劣化を目立たなくできるなら、運転もより楽しくなるはずだ。
次は水温計のセンサー交換。このセンサーは温度による通電率の変化で情報を伝える構造。ジムニー(JA71C)のセンサーはサーモスタットケースの下あたりにある。サーモスタットの交換の際に、ここもチェンジしておくのが良いのではないかと思う。このほかに、エンジンマネジメントの為の水温計センサーがどこかにあるはずだ。そこは早めに見ておく必要がありそうだ。
水温計温度センサーの交換はいたって簡単。気をつけなくてはいけないのは、柔らかい金属でできているので、締め過ぎないようにすること。また、ナット部分はなめやすいので、ここも注意。
手順としては冷却水の流出が予想されるので、冷却水をレジ袋で受けるようにする。配線を(手が入りづらい場所なのでラチェットを使い)外していく。
そのときに古いセンサーがどのくらい締め込まれていたかもチェックしておこう。取り付ける際はそれを目安に締めていけば間違いが減る。
外した水温計の温度センサーはオイルで外の部分は真っ黒。35年間働いてくれたからね。
ところが! である、新しいセンサーに替えても、ほほ水温計の動きは変らない。またもや誤診? でも、ヒーターは効くしオーバーヒートを起こす原因もすでにない。ここは安心して暑い夏を待ち、水温計を見ていくことにしよう。
幌と同じように透明な……
今回の僕のオヤツは、透明度を増した幌のビニールを想像しつつ買ってきたもの。透明な食べ物といえば、イカだ。刺身にしても、焼いても、これは美味しい。縁日のイカ焼きは遠くにいても、匂いで呼び込まれてしまう。
スーパーでイカ製品を探してみると、鮮魚コーナーにはするめイカ、これロシア産。小さいのは槍イカ。これは日本産。不漁続きなのか、かなり良いお値段。当然、イカの加工食品も高価である。庶民のイカは遠くになりにけりだ。
さて、イカは燠火(おきび)でじっくりと焼いていきたい。焚き付けには白樺の皮。これ、多少湿っていても問題なく燃えてくれる。
何度もやっている訳ではないけれど、するめイカも槍イカも捌き方は同じ。墨袋を破かぬように、指を入れて結合部を剥がし抜いていく。分離できたら頭を落としてゲソは頂く。
軟骨を抜き取れば終わり。刺身にするなら、皮をむくが、今回は焼き、なのでそのまま。切れ目を入れてそり防止に串を打っておく。するめイカは焼いて生姜醤油。槍イカはフライパンでバター醤油。どちらも縁日のような焼きイカに仕上がったぞ。さぁ「イカパーティ」のスタートだ!