サンプル車両は箱スカセダン

旧車にもゴムパーツはたくさん使われている。ゴムパーツが劣化するとどうなる?
フロントまわり
フロントまわりはガラス、カウルトップ、ボンネット、フェンダー、バンパーの5つのポイントにゴムパーツが使われている
例えば、カウルトップゴムの場合…
亀裂が入ったゴムは水漏れ、サビの原因になる。
劣化したゴムパーツは、使われている場所によっては快適性や車体側にまで影響を与える場合もある。例えばカウルトップの中に付くゴムの蓋。右の写真のように亀裂が入っている場合、隙間から中に水が浸入してしまうことも。なぜそこにゴムパーツが使われているのか? 役割を知るとその重要性もわかってくるもの。
カウルトップのゴム(パーツリスト名:ラバーキャップ)
カウルトップに使われているゴムパーツは数種類存在する。まずひとつはカウルトップの中についているゴムの蓋。これは中に水やゴミの侵入を防ぐためのもの。右の写真のように円形の物と片側が半円形状になった2つのゴムで蓋がされている。
バンパー取り付け部のゴム(パーツリスト名:スペーサー)
バンパーを外さなければなかなか気付かない部分がこの取り付け部のゴム。直径5~6cmの円形のゴムでボディとバンパーステーの間に付くもの。車体に傷を付けずにしっかりと固定するためのゴム製のワッシャー的存在。
フロントガラスのゴム(パーツリスト名:フロントウィンドウウェザーストリップ)
フロントガラスまわりのゴム、ウェザーストリップ。劣化したウェザーは固くなり縮み、見た目にも残念な感じになってしまう。ここが新品になるだけでクルマの印象がガラリと変わると言っても過言でないくらい、見た目にも影響するパーツ。
ボンネット側のゴム(パーツリスト名:ショックラバー)
ボンネットのエンジンルーム側左右2箇所に付いているゴム。当時はこのゴムにもサイズ違いが存在し、このゴムの大きさでボンネットの高さ調整をおこなっていたというハナシ。現在は1種類しか手に入らない。当時はサイズ違いも存在した。
G-ワークスでは、さまざまな国産旧車を掲載中! 懐かしの車両に出会えるかもしれません。 キャブ車からターボ車まで、 令和に残るクルマ改造雑誌 みんなの知りたい情報満載!G-ワークス