日産エクストレイル新旧比較 意外やサイズはほぼ同じ。燃費やインテリアはどう?

日産期待の新型エクストレイルを先代と並べて比較!
先頃発表された日産期待の新型エクストレイル。VCR(可変圧縮比)ターボエンジン+e-POWERという新しいパワートレーンを得た新型だが、2013年12月発売からじつに8年半もの長い間、日産のSUVラインアップの中核を支えた先代モデルを並べて比べてみたらどうなるか?

新型日産エクストレイル(X-TRAIL) 主駆動モーターは新開発 BM46型

日産の新型エクストレイルは、1.5ℓ直列3気筒の可変圧縮比(VCR)ターボエンジンを搭載しモーターで駆動するe-POWERである。それも、エンジン/主モーターともに新開発である意欲作だ。モーターの型式はフロントがBM46型、e-4ORCEのリヤがMM48型だ。日産の電動車両のモーターを見てみよう。

4代目エクストレイルを見ていこう

上が先代、下が新型エクストレイル。新型のほうがだいぶ大きくどっしりしているように見える。
リヤビューも同様に存在感があるデザイン。

今回発表となった新型エクストレイルは、エクストレイルにとっての4代目のモデルとなる(当たり前だが先代モデルが3代目)。
先代モデルは、ルノー・日産のモジュラープラットフォームであるCMF(コモン・モジュール・ファミリー)の第一弾。ミッドサイズ用のCMF-C/Dを採用していた。新型はどうかといえば、引き続きCMF-C/Dを使う。ただし、日本仕様のエクストレイルは全車e-POWERとなったため、同じCMF-C/Dでもフロアは大幅に強化されている。

まずはボディサイズ比較

上が先代、下が新型エクストレイル。
左が新型、右が先代エクストレイル。どちらもVモーショングリルだが、印象はかなり違う。
フロントビュー写真と同様に左が新型、右が先代エクストレイル。サイドパネルは新型になって角度が立っている。

まずはボディサイズを比べてみよう。サイドビューを見ると、Aピラーの角度は新旧で同じに見える。また、フロントグリルは新型になって、ほぼ直立した。そのおかげで新型のほうが大きく、堂々と見える。

先代エクストレイル
全長×全幅×全高:4690mm×1820mm×1730mm
ホイールベース:2705mm

新型エクストレイル
全長×全幅×全高:4660mm×1840mm×1720mm
ホイールベース:2705mm

ホイールベースは新旧で同じ。新型のほうが大きく見えるが、全長は30mm、新型のほうが短い。

使い勝手に影響する最小回転半径は、

先代エクストレイル(FF)
5.6m
新型エクストレイル(FF)
5.4m
となっている。

インテリア比較

上が先代、下が新型エクストレイル。

インテリアは一気に「現代的」になった。室内寸法は

先代エクストレイル(FF)
室内長×幅×高:2005mm×1535mm×1270mm

新型エクストレイル(FF)
室内長×幅×高:1980mm×1540mm×1255mm

先代エクストレイルの室内
新型エクストレイル

パワートレーン比較

新型エクストレイルの日本仕様は、すべてe-POWERとなる。
旧型は2.0ℓ直4直噴自然吸気エンジン(MR20DD型)+CVTとCVTにモーターを組み込んだハイブリッドだ。スペックを見ていこう。

先代エクストレイル

先代エクストレイル(2.0ℓ直4DOHC(147ps/207Nm)+CVT)
先代エクストレイル(ハイブリッド)

形式:直列4気筒DOHC
型式:MR20DD
ボア×ストローク:84.0mm×90.1mm
排気量:1497cc
圧縮比:11.2
最高出力:108kW(147ps)/6000rpm
最大トルク:207Nm/4400rpm
モーター最高出力:30kW(41ps)
モーター最大トルク:160Nm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:60ℓ

新型エクストレイル

新型エクストレイル
発電用エンジン
形式:1.5ℓ直列3気筒VCRターボ
型式:KR15DDT
ボア×ストローク:84.0mm×90.1mm
排気量:1497cc
圧縮比:8.0-14.0
最高出力:106kW/4400-5000rpm
最大トルク:250Nm/2400-4000rpm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:55ℓ
モーター
BM46型交流同期モーター
最高出力:150kW(204ps)/4739-5623rpm
最大トルク:330Nm/0-3505rpm

リヤモーター
MM48型交流同期モーター
最高出力:100kW/4897-9504rpm
最大トルク:195Nm/0-4897rpm

先代モデルはエンジン駆動だが、新型はエンジンは発電用で駆動は電動。だから、旧型(147ps/207Nm)と比べるべきはモーター。そして、BM46型交流同期モーターは204ps/330Nmと先代よりはるかに強力だ。ちなみに、新型エクストレイルの4WDのリヤもモーター駆動である。

では燃費は?

パワフルになった新型だが、燃費はどうだろう?

新型エクストレイル
WLTC燃費:2WD 19.7km/ℓ
      市街地モード17.3km/ℓ
      郊外モード21.7km/ℓ
      高速道路モード19.7km/ℓ
WLTC燃費:4WD 18.4km/ℓ
      市街地モード16.1km/ℓ
      郊外モード20.5km/ℓ
      高速道路モード18.3km/ℓ

先代エクストレイル(20Xiハイブリッド)
WLTC燃費:2WD 15.0km/ℓ
WLTC燃費:4WD 13.8km/ℓ
新型は2WDで31%、4WDで33%も燃費が向上している。

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最後に気になる価格の比較を……

スペックもだが、最後に気になる価格比較をしてみよう。

新型エクストレイル
S(2WD):319万8800円~G(e-4ORCE):449万9000円

先代エクストレイル
20S Vセレクション(2WD):248万2700円~20Xiハイブリッドレザーエディション(4WD)382万2500円

先代は、250万円を切るお手頃価格のグレードが設定されていたが、新型はエントリーグレードでも約320万円。
4WDモデルの価格も最上級グレードで約70万円ほどアップしている。しかしこの進化具合を考えると、なるほどこの価格になるのは当然、という気もするが、いかがだろうか。気になるかたはぜひ試乗して、確かめてみて欲しい。

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