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前席優先でも後席居住性は◎ HVモデルは異なる乗り心地
現在、乗用車販売台数のトップを走り続けるコンパクトカー、トヨタ・ヤリスをベースにクロスオーバーSUV化されたのが、ライズとC-HRの間に位置するヤリスクロス。
エクステリア
ヤリスとホイールベース、パワーユニット、CVTなどを共用するものの、リヤオーバーハングを延長し、アウトドアライフなどで不可欠な大きな荷物を積載可能とする大容量かつ使い勝手の良い荷室を実現。
インストルメントパネル
さらに最低地上高170mmとともに、結構本格的な4WD機能を備えているのが特徴で、ライバルに対してリーズナブルな価格設定もヒットしている理由のひとつと言って良い。
居住性
パッケージ的には前席優先で、後席に座ると身長172cmの筆者のドラポジ基準でニースペースは115mmと、ライズ同等。C-HRの250mmには遠くおよばないものの、自然な着座感で意外に窮屈感はない。荷室もゴルフバッグ2セット、または大型スーツケース2個が余裕で積み込めるスペースを確保する。
うれしい装備
月間登録台数 7918台(21年10月〜22年3月平均値) 現行型発表 20年8月 WLTCモード燃費 30.8km/l※「HYBRID X」のFF車
ラゲッジルーム
パワーユニットは1.5l3気筒ガソリンエンジンおよびWLTCモード燃費最高30.8km/h を誇る1.5lエンジン+2モーターのHVを用意。電子パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能を備える点にも注目だ。ガソリン車の走りは軽快感、カーブなどでの安定感の高さが印象的。ただし動力性能の余裕はなく、18インチタイヤ装着車の乗り心地はかなり硬めだ。一方、HVモデルは粘り強いモーター走行、よりスムーズでトルキーな走りと落ち着き感ある乗り心地が美点となる。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141