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ここ10年で一気に広がった、衝突被害軽減ブレーキ!
衝突しそうになるとクルマが自らブレーキをかけて減速。衝突を避ける、もしくは被害を軽減してくれる。
そんな夢のような機能(衝突被害軽減ブレーキ)も、ここ10年ほどであっという間に採用が広がった。事故は誰だって起こしたくないもの。だからクルマを選ぶ際は、先進安全機能が充実しているクルマを選びたい。
衝突被害軽減ブレーキは現在の新型車には装着が義務付けられているので、2021年11月以降にフルモデルチェンジした新型車にはすべて装着されている。しかしどんどん進化しているシステムだけに性能はどれも同じではなくメーカーや車種によって異なるのも事実。基本的には登場が新しい車種ほど高機能のものが搭載されているが、購入の際はどんなことができるシステムを積んでいるかしっかりチェックしたい。
また「誤発進抑制機能」も事故を防ぐ効果が高い機能。前方や後方に障害物があるとアクセルを踏んでも加速しないというのが主な働きだが、上位タイプになると加速しないだけでなくブレーキをかけてクルマを止める機能もある。また、発展版として「近距離衝突軽減ブレーキ」や「低速時ブレーキサポート」と呼ぶ機能もあり、極低速域の前進/後退で障害物にあたりそうになると停止するタイプも存在。バックしていて後ろのクルマや建物など障害物に気づかず接触するのは駐車場でありがちな事故パターンだが、高い割合でこれを防ぐことができるのだ。
大切なことなので繰り返すが、踏み間違い防止システムは「アクセルオフするだけなのか、それともブレーキまで掛けるのか?」をしっかりチェックしたいところだ。
ハンドル関係は、車線からはみ出しそうになると音で知らせてくれる「車線逸脱防止警報」はいまでは多くの車両に搭載されている。その上位版となるのが「レーンキープアシスト」で、車線からはみ出しそうになるとハンドルを制御して車線内にクルマを戻してくれるのだ。これもうっかり事故を防いでくれる。
事故を防ぐといえば、高速道路を使うユーザーなら先進運転サポート技術として「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」も重宝する。これはクルマが前方の状況を把握し、前方を走る車両と一定の車間距離を開けて設定した上限速度内で速度を自動調整してくれる機能。作動中はドライバーがアクセルとブレーキ操作をしなくてもいいのだ。
このACCは高速道路を使うユーザーにとってとても便利で、一度使うと手放せなくなる機能。疲労も軽減してくれるから、高速道路を使うことが多いなら、軽自動車にもぜひ欲しい機能といえる。
また、前後左右のカメラで車両周囲全体の様子をナビ画面などに映す「全方位モニター(360度カメラ)」も実に役立つ機能。肉眼やミラーでは見えない車両周囲の様子まで手に取るようにわかるから、駐車が楽になるのだ。加えて車両直近の障害物の状況を把握できることで安全にも役立つ。軽自動車の場合はオプション設定が多いが、ぜひとも装着をおすすめしたい装備だ。
新たに加わりはじめている「急アクセル抑制機能」
高速道路での渋滞で快適性に差がつくACC
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最新軽自動車カタログ2024 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]