プロボックスのアウトドア仕様がいま人気!斬新な『ラゲッジ合体系テント』を試しにプロボックスキャンプ旅!

【商用車トヨタ・プロボックスでアウトドア旅へ】車中泊じゃちょっと狭いから、斬新なテントを積んでチルってみる【前編】

2002年にデビューしたトヨタの商用バン、プロボックス。街中での遭遇率は非常に高く、働くクルマの名車だ。そんなプロボックスに今どきなアウトドア仕上げを施したカスタムが流行っている。ということでプロボックスのオフスタイルを提案するパーツブランド、LXモードのデモカーを借り出し、実際にキャンプへ。斬新なラゲッジに繋げるテントのインプレもしてきました!

仕事だけに使うのはもったいないカスタムベースとして人気急上昇

トヨタ・プロボックスは、ハイエースと同じく、質実剛健な商用車。ステーションワゴンタイプのボディで、街で見ない日はないほどにそこら中で走っているクルマだ。このプロボックス、ノーマルのままではいかにもな商用バンだが、ちょっと手を加えるととっても魅力的なクルマになる。

カスタムの創生期から、商用車はかっこうのカスタムベースとして重宝されてきた。最たるものはハイエースだが、他にもキャラバンやマークⅡバン、セドグロバン、カロバン、最近では芸能人がカスタムした車両をYouTubeにて公開するなど軽トラもそのうちのひとつだ。

そして今何かとアツいのが、このプロボックス。車高をちょっと上げて、トレッドが大きめのタイヤを装着し、ルーフキャリアなどをセットするオフロードスタイルが、アウトドアブームとも相まってかなりの注目を浴びている。

確かに見栄えはお洒落でいい感じ。とはいえ、商用車であることに変わりはなく、実際に使って見てどうなの!?が気になったので、カスタムブランド「LXモード」のデモカーをお借りして、1週間ほど乗り回してみた。せっかくなので、キャンプにも。

さすがは“働くクルマ”の名車。丈夫さと、意外と苦にならない長距離移動

都内で借りたプロボックス。まずは下道や首都高を走り、キャンプ道具を積み込むために自宅へ。お借りしたプロボックスはいわゆる50系と言われるヘッドライトが長方形の初代モデル。新車登録から10年以上経過しており、元々は商用車として活躍していたのだろう、走行距離も10万キロ近かった。

エンジンは1.3Lガソリンで4速オートマ。さすがに走りは期待できないよねと諦めていたが、走ってみるとボディのヤレた感じはなく、意外にも快適。信号スタートで他車に後れを取ることはなく、走り出しもスムーズ。首都高では抜けた性能はないものの、流れに乗って走ることに何の苦労もない。内装パネルや純正シートは年相応の感はあったが、それでもかなり綺麗だ。

商用車は、自家用車と違い、かなり過酷な環境で使われることが多い。それだけにそもそものタフさのレベルが違うのかもしれない。

自宅に到着し、荷物の積み込み。今回はソロキャンプなので道具は少なめ。フラットで広い荷室は、ソロキャン程度ならば、持て余す。積み込みをサクッと終えて、約400キロのロングドライブで岐阜のキャンプ場を目指す。

西へのルートは東名から新東名、東海環状を通る。道中ほとんどは高速道路だったが、ここで高速域での楽さに驚いた。1.3Lエンジンはパワーがあるとは言えないし、今どき4速オートマは高速ではちょっと辛い。が、時速100キロあたりの安定感は、すごく楽チンだった。これって商用車あるある? 回転数は高いので静かではないけれど、何だかずっと安心したまま走り切れたという印象。

CROSS LX_SURF BOX

クロスエルエックス_サーフボックスとは?

無事に長距離ドライブを終え、キャンプ場に到着。そこでは、今回の記事で最も紹介したい「カー+リビングポップアップテント」を試してみたのだが、その話は後編でじっくりとインプレッションするとして、ここではお借りしたデモカーの仕様を説明しよう。

今回お借りしたLXモードのプロボックスは見ての通りノーマルではない。LXモードの新展開「クロスLX」のサーフボックスと称して、様々なオリジナルのパーツを加えたアウトドア仕様だ。車高はリフトアップキットで約40ミリアップ。ホイールはLXモノブロック1/4(15インチ)で、合わせるタイヤは夏冬問わず履き続けられるグッドイヤーのオールシーズンタイヤ、ベクター フォーシーズンズ。車高とタイヤ&ホイールだけでもアウトドア感を演出できるが、さらに磨きを掛けるのが、ボディ色。サンドベージュにオールペイントされ、いかにもなアースカラーがカスタムパーツとも相まって良く似合う。

その他にもフロントグリルのTOYOTAエンブレムややリアゲートのSURF BOXロゴステッカーなど細部にもアレンジが加わる。内装では、撥水性の高いシートエプロンやウッド調ラゲージマットなども設定。

これらは、パッケージ化され車両込みのコンプリートカーとしての購入もできるので、気になる人はLXモードのホームページをチェックしてみよう。

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開発中のフロントバー。屈強なフェイスを演出する。

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オリジナルの15インチアルミ、LXモノブロック1/4。

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車内でくつろぐ際に、車外からの視線や光をシャットアウトしてくれる遮光パッド。

【後編】では、クロスLXの斬新テント「カー+リビングポップアップテント」をインプレッション!

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