斬新な『ラゲッジ合体系テント』は車中泊には足りない部分を補ってくれた_プロボックスキャンプ旅【後編】

【商用車トヨタ・プロボックスでアウトドア旅へ】車中泊じゃちょっと狭いから、斬新なテントを積んでチルってみる【後編】

プロボックスをベース車とした、アウトドア仕様のカスタムが人気だ。ちょっとしたリフトアップと、ゴツめのタイヤがまず定番。アースカラーにオールペイントしてルーフキャリアなんぞ付けようものなら、もう商用車じゃなく、お洒落な外遊びグルマ。ということで、気になる斬新テントと一緒にプロボックスキャンプ旅に行ってきました。後編は斬新テントのインプレション!

ラゲッジ後方にリビングができた! プロボックスで快適ソロキャン体験

LXモードのプロボックスを借り出して、岐阜のキャンプ場までロングドライブ。その道中のプロボックスの印象は前編にてお伝えしたが、後編では、オートキャンプ、とくに車中泊派にはぜひ知って欲しいお洒落ギアの体験です。

ご存じの通り、世はアウトドアブーム。定番はテント泊だけど、中には車中泊という人も多いと思う。私も何度か車中泊キャンプを体験しているけれど、車内は寝るだけの場所。と考えると、寝るまでの時間、居場所不足を感じてしまうことがあった。そう、リビングスペースが足りない!

車内が広いミニバンならまだしも、このプロボックスやSUVだと、天井までの距離が足りず、就寝時のシートアレンジをした状態でゆったりというワケにもいかない。実際にプロボックスでラゲッジに座ってみると首が90度に曲がった状態。これは流石に無理でしょ。

「寝るまでのくつろぎの場所はタープ」という選択肢はもちろんあるけれど、テントのように虫の侵入を気にせず、かつ靴を脱ぎながらくつろぐってことはできない。そこで気になったのが、この「カー+リビングポップアップテント」というワケ。

車内が狭くてもいい!車中泊にモアスペース

クロスLX/カー+リビングポップアップテント

その名の通り、構造はポップアップテント。収納時は円形にまとまっているが、袋から出すとバサッと開き、正方形のテントになる。ポップアップテントってどちらかというとピクニック的なイメージがあったけど、これは違った。天井にはフレームを通すし、フロアは四つ角をペグダウン、ドアノブなどとベルト固定もするので、強度は十分。

そして、最大の特徴はラゲッジとの連結。ラゲッジのドアを開けた状態で連結できるので、車内の就寝スペースとリビングという2ルームテントのような使い方ができちゃう。スペースは縦横高さがそれぞれ約2m。大人が余裕で立てるし、2〜3人の就寝スペースとしても問題ない。実際、プロボックスの車内で寝るよりはテントの方が快適そうだなぁと思い、私はテント内にハンモックを置いて寝てました。車内の荷物を降ろさないで済むというのも魅力でしたね。

ラゲッジ連結部以外の3面は、すべて大きな窓となり開放感が抜群。窓部分は3面それぞれを全開、メッシュ、クローズと3段階にアレンジができるので、昼間はメッシュで風を感じながらゆったりとくつろぎ、就寝時はクローズすれば、周囲の視線や灯りも気にならず、快眠できますね。

テント後方はシートをはね上げて付属のポールでタープ化することもできるので、夕暮れは外で調理しながらアルコールをガブガブ。これ、どうです?ソロキャンなら十分すぎるスペースで、読書したり、昼寝したり、ガブガブしたり……。ちょっと今までの車中泊旅とは違う時間が味わえました。

アウトドアブランドにはない独創的スタイル。サイトで目立つことも間違いなし。ちなみに汎用品なので、プロボックス以外でも、リアゲートの高さが1900ミリ以下なら装着可能だそうです。

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全開・メッシュ・クローズ。開口部は3パターンで自由自在

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全開

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クローズ

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メッシュ

1面はクルマのラゲッジと連結するが、残り3面はすべて窓。全開・クローズ・メッシュと3パターンで調節が可能。くつろぐならば、3面ともをメッシュ状態にするのがお薦め。テント自体が正方形なので窓がシンプルで大きく、風の通りは他のテントの比にならないほど良い。

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開口部の下ラインをバンパーに合わせることで、2ルーム感がアップ。ラゲッジをテーブルとして使うのもお薦めだ。

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テントのトップ部分を覆うフライシートも付属し悪天候にも対応。「CROSS LX」のロゴ入りでさり気なくブランドをアピール。

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天井は付属ポールを十字にセットし、ポップアップとは思えない程の強度を確保。中心にはランタンなどをぶら下げることもできる。

設営は慣れれば簡単

製品名:クロスLX カー+リビングポップアップテント
設営サイズ:縦2000×横2000×高さ2000ミリ
収納サイズ:直径900×厚さ100ミリ
重量:約8kg
テント生地:190T ポリエステルタフタ 内面シルバー塗装
連結可能車両サイズ:リアゲート高さ約1900ミリ以下
価格:5万5000円

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