癒しの時間を求めて東奔西走! ランクルとともに身を委ねる至福【ソロキャンプのススメ】

「徳島は何もないな、と思っていましたが・・・」ソロキャンから始める。80系ランドクルーザーとのオーバーランダーライフ

テントを立てて、好みのアイテムをレイアウト。焚き火台をセットし、料理作りに精を出す。
好きなクルマ、好きなモノに囲まれて、あれこれキャンプを楽しむ時間は楽しいけれど、
回数を重ねることでもっと大切なことがあると、はたと気が付いた。自分好みに仕立てた
オーバーランド仕様のランクル80とともに理想の場所と癒しの時間を求めて、今日も県内を東奔西走する。

ランクルとともに身を委ねる至福

心地よい空間作りが気持ちに落ち着きを生む。自宅を快適にリメイクしたり、クルマをカスタマイズするのもそのひとつ。正解は人によって異なるが、自分の好きなこと、大切にしたいこと、ワクワクすることを考えれば、それが何か見えてくる。

そうした心地よさを大切にしながら、愛車のカスタマイズやソロキャンプを楽しんでいるのが、徳島県の「HIDE80 JAPAN」さん。

子どもが大きくなり、クルマもファミリーカーである必要がなくなったことで、以前から好きだったクロカンの購入を決意。1年半前に手に入れたのが、カスタマイズが施された平成7年式のランクル80だ。

「自分のなかで理想とする形が、道なき道を旅するオーバーランダー。ただし、ゼロからのカスタマイズだと費用もかさむので、イメ—ジに近いモデルを約1年探して見つけたのが現在の愛車です。本場オーストラリアの愛好家たちのカスタマイズを見て創造と想像を膨らませ、自分らしくRIG(装飾)しています」。

オーストラリアのメジャーブランドであるARB4×4製をメインにしたオージースタイルに、好みの部品をバランスを考えて装着。さらに、ブラックのボディにレッドやシルバーを差し色に添えることで、無骨さと美しさを見事に融合させている。

カスタマイズもキャンプも居心地のよさが大事

現在の完成度は約80%。今後はリアバンパーの交換や背面タイヤの装着など検討中。楽しみは尽きない。

一方、キャンプについては、最初は『四駆を買うならやってみようか』程度だった。愛車探しと同時に道具を揃え始めたが、明確な完成形を見据えていたカーカスタムに対して、未来予想図は描けていなかった。

ただ、何ごとも踏み出さずに語るのは嫌な性格なので、まずはソロキャンからスタート。雑誌やSNSなどを見て、よいなと思ったことを実践。日々刺激を受けてるという。

「スモールステップで始めて、ゆくゆくはファミキャンができれば、という感覚でした」と当時を振り返るが、いまはどっぷりとハマっている。

ソロキャンで大事にしているのは居心地のよさ。何をすることなく、好きなクルマ、好きな道具に囲まれて過ごす自由な時間が至福だという。

「始める前は、徳島は何もないな、と思っていましたが、何もないことが凄く贅沢であることに気付かされました。これが最大の成果ですね」。誰にも邪魔されず、肌で自然を感じ、身も心も委ねる。お洒落で手をかけたものも良いけれど、これこそがソロキャンの本質なのかもしれない。 

SPEC
●MODELS:トヨタ・ランドクルーザーVXリミテッド(平成7年式)
●WHEEL:ジムラインマットブラック(16inch)
●TIRE:BFグッドリッチT/A(315/75R16)
●SUSPENSION:2インチリフトアップ、ARB4×4(ステアリングダンパー、ショックアブソーバー)
●EXTERIOR:ARB4×4(フロントバンパー、サイドレール、サイドステップ、フラットルーフラック、サイドオーニング、サファリシュノーケル、WARNウインチVR EVO10-S、GEMアンテナAE4705B、輸出用トヨタ純正角目4灯ヘッドライト、バグガード、ブラックオールペン、Hi-Lift(エクストリームジャッキ、ジャッキマウント)、リアラダー、ヒッチメンバー
●INTERIOR:ブラックウッドコンビハンドル&シフトレバー、ダッシュボードレザー張り替え、ブラックレザーシート、ブラックフロアマット

ソロキャンプに必ず持っていくモノは?

ソロキャンプのススメ まとめはこちら

OUTDOORE VEHICLE Vol.4 より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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