【WORKS TUNINGの世界●無限・HONDA ZR-V編】スポーティなSUVをさらにスポーティに!

さすが無限! これがホントにSUV!? まるでスポーツカーのようなハンドリングをゲット!|新車レビュー

・日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員「工藤 貴宏」氏がインプレ
・よりスポーティなエクステリアで個性を演出
・パフォーマンスタンパーも用意
・フロアマットなど内装アイテムも充実

細いスポークの19インチホイールが足元を引き締める

ホンダ車を専門とする「無限(ムゲン)」は「スーパーGT」や「スーパーフォーミュラ」など国内最高峰のレースを戦うファクトリー(かつては「F1」にも参戦していた)であると同時に、市販コンプリートカーや市販車用のスポーティなカスタマイズパーツも多くラインアップしている。

ホンダとの協力体制が敷かれているので、ホンダの新型車がデビューするのと同時にパーツを用意し、新車購入時にホンダのディーラーで購入&装着して新車ローンに含めることも可能だ。

そんな無限がZR-V用にラインアップするアイテムは、基本的にはエクステリアパーツがメイン。フロントアンダー、サイド、そしてリアアンダーにスポイラーを用意し、さらに純正リアスポイラーに上面に追加する「ガーニーフラップ」もラインアップする。

もちろんモータースポーツで活躍する無限だけに、空力の解析はしっかりと行っているのは言うまでもない。ガーニーフラップは前後の空力バランスを整えたうえでダウンフォースを生んで、タイヤの接地性を高めるように作られている。

走行機能系アイテムとしては、現時点ではサスペンションキットなどの商品化はされていない。注目は車体の前後に装着する「パフォーマンスダンパー」。これはメンバーやブレースのように車体剛性を高める“つっかえ棒”とするのではなく、車体の変形などに応じてコンマ数ミリとわずかに収縮するダンパーだ。車体の振動を吸収することで微振動や走行ノイズを抑え、操縦安定性を高めるアイテムである。

また無限は、「ベンチレーテッドバイザー」(サイドウインドウの上部に装着するバイザー)や「フロアマット」といった実用アイテムも展開。それらはドレスアップ派にも見逃せない。

2023年4月に発売して1年も経たないZR-VはSUVとは思えない追従性の高いハンドリングが魅力で、走りにこだわるドライバーとも相性がいいモデルだ。無限が展開するアイテムの数々は、そんなZR-Vの魅力をより高めてくれるはずだ。

主な装着パーツ
フロントアンダースポイラー〈クリスタルブラック・パール〉 9万3500円
サイドスポイラー〈クリスタルブラック・パール〉 9万9000円
リアアンダースポイラー〈クリスタルブラック・パール〉 8万2500円
ガーニーフラップ〈クリスタルブラック・パール〉 3万5200円
テールゲートガーニッシュ〈プラチナホワイト・パール〉 8万8000円
フロントバンパーデカール 1万1000円
ドアサイドデカール 2万2000円
テールゲートデカール 1万6500円
ドアミラーカバー〈クリスタルブラック・パール〉 3万9600円
ハイドロフィリックLEDミラー 3万9600円
ベンチレーテッドバイザー 3万3000円
カーボンナンバープレートガーニッシュ 2万2000円
ドアハンドルプロテクター 3080円/1セット
スポーツエキゾーストシステム 33万円
ホイールナット&ロックセット〈ブラック〉 9680円
スポーツマット〈ブラック×シルバー〉 4万4000円
スポーツラゲッジマット〈ブラック×シルバー〉 2万6400円
スカッフプレート 2万4200円
ホイール:MUGEN アルミホイール MDC(19×8.5J+50) 5万8300円/1本
タイヤ:ブリヂストン アレンザ 001(235/45R19)
パフォーマンスダンパー 14万3000円

「走りを楽しむ人にもオススメ」

ZR-VはSUVの皮を被ったスポーツカーと言っていいだろう。今回のようなミニサーキット、そして公道の峠道などでもハンドル操作に対する車体の追従性が良く、深く回り込んだコーナーでもまるでレールの上を走るかのようにしっかりと曲がるのが印象的。無限仕様でもその特徴はしっかり継承されたうえで、タイヤの変更などによって走りの楽しさの水準が上がっていることを実感した。

ZR-Vのことを普通のSUVだと思ったら大間違いだ。無限のZR-Vはサスペンションが純正なのだが、そのピュアなハンドリングはSUVであることを忘れるほど。また組み込むハイブリッドシステムはホンダの中でも最新タイプで、高速領域を除くとエンジンを発電機として使ってその電気を使いモーター駆動で走るのがメインだが、疑似的にシフトアップの演出を行うなどエンジン車のような爽快感を作っているのも走りが楽しい要因だ。

TEXT:工藤 貴宏

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