ハイエースにありがちな不快な振動やヨレを抑制!
もともとが商用車という素性であり運動性能や乗り心地とは縁遠い存在である200系ハイエース。昨今のアウトドアブームで乗用ミニバンから乗り換え、あまりの乗り心地の悪さに唖然としたという話も聞く。その際、ショック交換やボディ補強などで、相応に効果は得られるものの、今度は全体的に固めの乗り味になったり、最適解が難しく頭を悩ませる。
その悩みを一撃で解決してくれるパーツがこれ。200系のフットワークチューンの総本山、ゲンブから発売されるモーションコントロールビーム(MCB)だ。同様のパーツは他社からも発売されているが、ゲンブのMCBは前席左右のシートレール間をつなぐだけで効果を発揮させる新発想。
これはアイシンのMCBに小型化されたニューモデルが登場したことにより実現したという。基本的な構造は従来のMCB同様、本体に内蔵されているスプリング機構と摩擦機構により、不快な振動やよれを抑制するというものだ。
実際に装着前後で比べても明らかにハンドリングのクイックさが段違い。しかも、固くなるのではなく全体的にソフトになる印象。運動性能から乗り心地、全体に効いているのが即わかる。まじでこれ、一回試してみて欲しいぞ!
モーションコントロールビーム
●対応:全車●価格:9万4600円
アイシン製モーションコントロールビームとハイエースのシートレールに合わせて用意されたブラケットのセット。MCBロゴのカバーの部分に要となるスプリングなどが内蔵されている。
運転席
助手席
運転席と助手席のシートレール前方をそれぞれ連結するように装着するだけ。この部分は200系なら全車共通なのでグレード問わず装着可能だ。社外シートの対応は調査中。
運転席はスライドレバーとのクリアランスが厳しい。しかし、ブラケットを工夫することでぎりぎりでレバーに干渉しない位置を実現した。
必要な工具は純正レールのボルトをはずす14㎜ソケットと装着に必要な8㎜HEXのみ。片側5〜10分もあれば装着可能なくらいお手軽。DIYでも十分取り付けられるぞ。
今回インプレッションで使用した車両はゲンブ製ダンパーやブロックで3.5インチ下げたローダウン仕様。足元はヴァローネLM-9(19×9.0J+23)に225/40サイズを組み合わせ、オバフェンで履きこなす。フロントスポイラーはTRD製を装着している。
GENB HIACE
ワンフィールド鬼頭さん
200系は2型からナローを計5台乗り継いでいる鬼頭さん。ローダウンもリフトアップも経験済み。6台目はワイドを検討中。
ハイエースはどうしてもハンドルを切ったときの反応が鈍いのですが、MCBを装着しただけでハンドルにクイックについてくる感じになりました。しかも、かなり収まりもいいですね。だからといって固い感じではなく、全体的にカドが取れた感じです。エアロなどと違って見た目に影響しないので万人におすすめです!
【ワンフィールド】
ワンフィールド
今回取材に協力していただいたワンフィールドはオープンから5年目を迎えたプロショップ。とくに200系ハイエースは得意としていてカスタムから整備まで、豊富なノウハウで対応。持ち込みパーツの取り付けもOKなのだ。
住所:愛知県北名古屋市六ツ師大島118
電話:0568-48-8480
営業時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日
onefield ワンフィールド – AUTOMOTIVE STYLE & PERFORMANCEワンフィールドでは、トヨタ ハイエースを中心に様々なお車のメンテナンス・カスタマイズを承っております。新車・中古車販売、車検、鈑金塗装はもちろん、カスタマイズ、ボディコーティング、各種フィルム施工など、お車の事なら何でも対応いたします。
https://www.onefield-1.jp
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STYLE RV(スタイルRV) Vol.175 トヨタ ハイエース No.38より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]