ローダウンとリフトアップ、普段乗りのカスタマイズ
200系ハイエースカスタムの人気メニューであるローダウン&リフトアップ。いずれもパーツが揃っているため、ともすれば自分でという人もいると思う。しかし、数多くのハイエースカスタムをサポートしてきたから分かる最良の組み合わせやパーツの要/不要は、プロショップのノウハウがあればこそ。
例えば、ハイエース界で知られるプロショップ、スリーピースが仕立てたローダウンとリフトアップ。
まずはローダウンだが、しっかりと低さを主張する3.5インチダウン。ゲンブ製バンプやRCジョイント、トーションバーなど適切なパーツを選択。ワイドリムのホイールを収める関係でツメを折っているが、基本的にはボルトオンパーツのみで、普段使いもこなせる3.5インチダウンを実現している。
一方のリフトアップもシャックルなど、最低限のパーツ構成で実現。
いずれも乗り心地の確保に貢献しているのがスリーピースのオリジナルショック「サクラ」と「アゲサクラ」だ。名門エナペタル製のショックをベースとして、クルマの仕様に応じた減衰セッティングを可能とするセミオーダー仕様なのが特徴。だから、普通なら乗れたものではないハードめなローダウンでもしっかり快適性をキープしているのだ。
足まわりで悩んでいる人は、スリーピースに相談してみて欲しい。
【SAKURA】
対応:全車
価格:17万6000円〜
FRONT
FRONT
ローダウンするとどうしても乗り心地悪化を招くが、スリーピースのオリジナルダンパー「サクラ」は3.5インチダウンでも快適性を確保可能。エナペタル製で減衰力調整の有無なども選べる。
FRONT
FRONT
バンプ&リバンプストッパーはハードダウンに対応するプロモデルを採用。フロントのロールを抑制するブラケットも導入。スタビリンクやRCジョイントなどゲンブのアイテムをふんだんに装着。レゾネーターキャンセラーも当然取り入れている。
REAR
REAR
ゲンブのダウンブロックとバンプに加え、ブロック下のブラケットを薄型に変更。路面とのクリアランスを確保している。ヘルパーリーフの作動タイミングを意図的に遅らせるハイトダウンサポーターをリーフの前後に装着。約5㎜低さを稼ぐ。
REAR
19×9.0J+13(225/40タイヤ)のようなワイドリムを履くとツメが当たってしまう。そこでツメ折りして対策。2.5インチ以上ローダウンするなら必須。
左右のサスペンションを連結することで剛性をアップ。ロールを大きく削減することができる。ローダウン車の必須パーツだ。
TRDのフロントスポイラーにプラスして、マッドガードでオフ感を高めた2.0インチアップ仕様。ブリッドの新作エルゴスターはアゲ仕様でも乗降性に優れ、ゲンブ・MCBは走行時のふらつきを抑制する効果を発揮する。
【AGE SAKURA】
対応:全車
価格:17万6000円〜
スリーピースのオリジナルショック「アゲサクラ」。リフトアップに合わせてしっかりとストロークを確保。サクラ同様、クルマの仕様に合わせて乗り味などをセミオーダーすることができる。
FRONT
スタビの効果をしっかりと発生させるためにゲンブ・スタビジャーナルブラケットを装着し角度を補正している。
REAR
リアはゲンブのシャックルに加え、バンプストッパーをロングタイプに変更。バンプタッチ時の突き上げ感を抑制。
STYLE RV(スタイルRV) Vol.179 トヨタ ハイエース No.39より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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