DIYも楽しみながらのカスタム、腹下含めて全方位抜かりなし!
思いついたことを、すぐに実行できる人はそう多くない。ただ、できる環境にあるのなら、躊躇せずにやらなければもったいない。「失敗を恐れるな」なんて大きい話ではなく、その方がシンプルに楽しい。このハイラックスとオーナーを見ていると、そんな気持ちになってくる。
以前はアクアに乗っていたTAKUTOさん。インスタグラムで見た海外のリフトアップ車両に興味を持ち始めたときに、ハイラックスの後期仕様がリリースされるという話を耳にしたため、迷うことなく買うことを決めた。
「国産の大きいクルマがいいなと思っていたので、これしかないって感じでした。もちろんカスタム前提なので、納車前から何をしようか考えていましたね」。
オキサイドブロンズメタリックのボディカラーを選んだのもその心の表れで、「アースカラー風の色味がアウトドアやオフロードのイメージにマッチするだろう」という見立てから始まった。そして現在は、サーフやプラドなどの仲間から影響を受けてハワイなどの離島を発祥とするトラックカスタムである「アイランドスタイル」に舵を切る。
「当時はまわりのハイラックスにこのスタイルでカスタムしている人がいなかったので、だったら率先してやろうと。パイオニアなんてもんじゃないですけど……(笑)」。
インパクト満点の愛車を前にそう謙遜するTAKUTOさんだが、リフトアップをはじめとするアイランドスタイルの基礎を抑えつつ、自ら手掛けたフロントグリルなどの塗装、サイドステップ、マフラーなどでも個性をしっかりと主張している。
「乗り始めて4年ですが、最初に一気に形を作って、その後は気になるところを少しずつ変えながらここまできました。ただ、やるほどに次が見えてくるので、これからも一緒に楽しみたいですね」。
噛めば噛むほど、乗れば乗るほどに味わいが出てくるTAKUTO号の、次なる一手やいかに。


















SPECIFICATIONS
WHEEL:モトメタル・MO962(22×14.0J-76)
TIRE:レーダー・レネゲイドR7 M/T(37×13.50R22)
SUSPENSION:BTV・6インチメンバーダウンキット、モトレージ・2インチアップサス、2インチボディリフト
EXTERIOR:自作サイドステップ、ヒッチメンバー、TODAオーバーフェンダー、グリル&ミラー&リアバンパー塗装

STYLE RV(スタイルRV) Vol.182 トヨタ・ハイラックス No.2より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]