【NISSAN・新型C28セレナ試乗CHECK】第二世代e-POWER、高出力モーター+1.4Lを搭載! すべてがアップデートされた新型セレナに試乗してきた!

Mクラスミニバンの大本命はどう進化した? 日産・新型セレナ(C28)の実力を徹底検証してみた!|新車レビュー|試乗インプレッション

Mクラスミニバン最後の刺客として、大本命の日産セレナがフルモデルチェンジされた。ミニバン初となる「プロパイロット2.0」を標準装備するなど、話題満載! そんな新型セレナを様々な角度からチェックしていきます!

プロパイロット2.0を標準装備!

6代目に移行した新型は、車体を継続しつつ、日産が誇る最新技術が盛り込まれた。象徴的なのが、新設された最上級仕様のe-POWER専用車「LUXION(ルキシオン)」だ。ミニバン初となる「プロパイロット2.0」を標準装備し、ナビで目的地を設定すれば、高速道路の同一車線内において全車速域で手放し運転にも対応する。トヨタ・ノア/ヴォクシーは、渋滞時のみハンズオフが可能な機能を設定しているが、新型セレナは、道路標識の制限速度内で手放し運転ができるのが大きな武器だ。さらに、インテリジェントキーで車外からクルマの出し入れ(前後方向)が可能な「プロパイロット・リモートパーキング」も搭載する。

技術面の注目点が多いが、Mサイズミニバンとしての価値も継承し、さらに向上している。「ルキシオン」と「ハイウェイスター」をのぞき、5ナンバー枠を堅持し、狭い場所での取り回しに配慮。同時に、e-POWERも8人乗りになり(オーテック&ルキシオンは7人乗り)、多人数のニーズを満たしている。さらに、1列目から3列目までの膝前空間がライバルよりも若干広いという美点を維持しつつ、長時間の乗車でも疲労を抑制し、頭の揺れを抑える新「ゼログラビティシート」の採用もトピックス。

一方で、競合車は床とステップのノンステップ化を実現しているのに対し、新型セレナは、車体を継承したこともあり、床から一段低い位置にステップを設けた乗降性になっている。3列目の格納方法も先代と同じで、一発の操作では固定できないなど、基本的な使い勝手は変わっていない。ただし、3列目のシートを軽量化させたことにより、操作性を高めている。さらに、セレナの美点であるガラスハッチを備えたデュアルバックドアも継承。リアゲートが重いため、対応できるアクチュエータがないことから電動開閉は備わらないが、ガラスハッチのみを開ければ手荷物などの出し入れも、3列目の格納もできる。

新型セレナは、最新技術による走りや安全面の進化、居住性や積載性などミニバンに求められる価値を最大化している。

グレードはガソリン/e-POWER、5ナンの標準、3ナンの上級車

先代C27から継続の2.0Lガソリンは2WDと4WDを設定。新開発のe-PWOERは2WDのみ。5ナンバーサイズはXとXVで8人乗り。ハイウェイスターV(8人乗り)と最上級グレードのルキシオン(7人乗り)は3ナンバーとなる。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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