Cerence Browseにより、トヨタとレクサスの乗客は、地理データ、株式情報、天気、天文、レジャー、通貨、政治、食やグルメ、有名人、ニュースイベントなどの一般的な情報を含め、リアルタイムに様々な情報への問い合わせが可能となる。以前の音声ソリューションでは、天気の確認、道順の取得、レストランの検索など、主に運転や旅行に関する問い合わせが目的とされていたが、Cerence Browseでは、さらに新しいレベルの包括的な情報検索をリアルタイムにもたらし、TMNAが提供する車内体験をさらに広げる。
トヨタモーターノースアメリカ コネクテッドテクノロジーズのバイスプレジデント兼エグゼクティブチーフエンジニア、チャラン・ロタ氏(Charan Lota)は次のように述べている。
「トヨタとレクサスのお客様は、日常生活をより便利で生産的にする革新的でインテリジェントな車内体験に大変注目しています。私たちは、Cerence Browseを導入して、他のスマートホームやモバイル音声アシスタントで利用する情報に、外出先からでもアクセスを可能にする最初の自動車メーカーになることを誇りに思います。新しい2022レクサスNXおよび2022トヨタタンドラモデルの購入者は、この素晴らしい機能の最初の体験者になるでしょう」
Cerence Browseは、リアルタイムに情報をスキャンして意味を抽出する機械読解AIを活用して「スペースニードル(米国シアトル市にある展望台)について教えて」や「スペースニードルの高さは?」など、一般的なユーザーの質問に対してまるで人間が話すのと同じように可能な限り最良の回答を返す。
セレンスのCEOステファン・オルトマン氏は次のように述べている。
「Cerence Browseは、自動車メーカーが質問に対する人間のような独自の応答を可能にする、素晴らしい深層推論ネットワーク(Deep Reasoning Network)技術です。Cerence Browseを導入することで、トヨタは、ユーザーのエンゲージメントと満足度の向上、そして車内での音声アシスタントの全体的な使用の増加を期待できます」