マグナ:マイクロモビリティ市場に参入、Yuluへの投資とバッテリー交換ビジネスの創出

モビリティ テクノロジー企業のマグナは、インド最大の電動モビリティシェアリング サービスプロバイダである Yulu に 7,700 万ドル(≒110億円)を投資し、バッテリー交換サービス会社を設立することで、急速に成長しているマイクロモビリティ市場への参入を図っている。

Yuluは、共有可能な低速の電動二輪車を展開し、インドでアクセシブル且つ持続可能な都市型モビリティを促進させている。 マグナは契約の一環としてYuluに出資し、取締役会で議決権を持つ予定としている。 さらに、両社は、モビリティの電動化と必要なインフラの急速な成長をサポートするために、新しいバッテリー交換事業体を設立した。

マグナ・インターナショナルのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであり、マグナ・ニュー・モビリティのグローバルリーダーであるソルボ氏は次のように述べている。
「Yuluに投資することで都市型モビリティのサステナブルな未来への貢献が可能になり、マグナとしてもとても嬉しく思っています。マイクロモビリティ事業は、マグナにとってさらなる成長を遂げる絶好のチャンスであり、Yuluと力を合わせることで、この急速に成長している分野で事業拡大が見込めます」

マグナは、現在「Yulu Energy」として登録されているこの新しい事業体に、設計、エンジニアリング、および製造における広範な能力で寄与する。 世界中で量産を行ってきた確かな実績を持つマグナは、Yuluの顧客向けの独占的なバッテリー交換サービスプロバイダーとして機能し、今後、数百万回/週のバッテリー交換能力をも つインフラの構築をリードする。

この新制の BaaS (Battery-as-a-Service) 事業体は、インドにおけるYuluの強力な市場地位とネットワーク、およびソフトウェアの専門知識を活用しており、 同社は現在、バンガロール、デリー、ムンバイで約 10,000台の電動二輪車を運行および運用している。 Yuluは今後18ヶ月で、さらに15の都市への拡張を目標にしており、将来的にはインド国外への拡大も見込んでいる。

Yuluの共同創設者兼 CEO であるグプタ氏は次のように述べている。
「ポジティブなユニットエコノミクスに基づいて構築され、実証済みのビジネスモデルを備えた電動モビリティの市場リーダーとして、我々は現在、ロバスト且つ機敏なサプライチェーンを確立させ、事業拡大に重点を置いています。私たちは、既存の市場でより深く、より密に浸透し、新しい分野を開拓しながら、優れた顧客体験を提供していきます。インドおよびその先で持続可能且つスケーラブルな EV エコシステムを構築するという共通のビジョンを持ったマグナを歓迎します」

最も急成長している市場のひとつである電動二輪モビリティ プラットフォームにマグナが参入したことは、マグナのコアコンピテンシーとマッチしているだけでなく、MaaS (Mobility-as-a-Service) とBaaS (Battery-as-a- Service)事業で拡張するというマグナのGo-Forward戦略とも合致しており、更なる活性化を図る。

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