椿本チエイン、電動アシスト3輪自転車 「多目的e-Cargo」実証実験を東京都杉並区と協働で実施

椿本チエインは、東京都杉並区が実施する「電動アシスト3輪自転車の業務利用に係る実証実験」に協働参画することが決定したことを発表した。同社は、「誰もが気軽に乗れる」をコンセプトに開発中の電動アシスト3輪自転車「多目的e-Cargo(以下e-Cargo)」を杉並区に無償提供し、4月より1年間、協働で実証実験を行う。

実証実験の概要

(1)実施内容

【東京都杉並区】 職員(全職員対象)が、日常業務で必要に応じてe-Cargoを使用し、その有効性や運用上の課題を確認する

【椿本チエイン】 e-Cargo2台を無償提供し、検証データをもとに商品の磨き上げを図る

(2)検証方法

・利用した職員へのアンケート調査
・車両搭載のセンサーによる走行データの収集 など

(3)実施期間

2024年4月1日~2025年3月31日

「多目的e-Cargo」について

椿本チエイングループは、「長期ビジョン2030」において、Linked Automationテクノロジー(高機能化と高度オートメーション化された技術領域)により、①人にやさしい社会の実現、②安心・安全な生活基盤の構築、③地球にやさしい社会の創造、の3つの社会課題の解決に貢献するモノづくり企業を目指している。

これら課題解決に向けて、従来のBtoBの事業領域にこだわることなく、新商品、新事業の開発に注力している。「e-Cargo」の開発はその活動の一環であり、モビリティ事業の次世代商品の1つと位置付け、2023年4月に「e-Cargo」のプロトタイプを発表。展示会等にも出展し、2025年の販売開始を目標に開発を進めている。本実証実験では、実際にe-Cargoを業務利用された杉並区職員の声や収集データを検証し、その結果を今後の車両開発に反映することにより、より快適なモビリティの提供につなげていく。

特長

①椿本チエイン独自開発のスイング機構により、2輪車に近い乗り心地を実現
②スタイリッシュなデザイン
③後ろ2輪の3輪車構造により、十分な積載スペースを確保
④既存事業で培った、コア技術力を活用し、安心・安全を徹底追求

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