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第3世代FCシステムの概要

トヨタは2014年に燃料電池自動車(FCEV)「MIRAI」を発売し、30か国以上の地域に約28,000台販売してきた。加えて2019年からは、FCシステムの供給を開始し、バスや鉄道、定置式発電機などにおいて、グローバルに100社以上の顧客に2,700基を超えるFCシステムを供給してきた。日本では、東京都や福島県を中心に、多くのパートナーとともに商用分野の社会実装に向けた取り組みが推進されている。
新たなFCシステムは、こうした顧客の声や実証で得られた知見、長年蓄積した技術をもとに開発された。第3世代FCシステムの主な特長は以下の通りだ。
特長
- 耐久性能の向上(当社比2倍)。ディーゼルエンジン同等とし、メンテナンスフリーを実現
- 燃費性能の向上(当社比1.2倍)。航続距離を約20%向上
- セル設計、製造プロセスの革新によるコストの大幅削減
ラインアップ拡大
第3世代FCシステムは、乗用車向け、汎用向け(定置式発電機、鉄道、船舶等)に加え、大型商用車にも搭載できる。乗用車向けでは、燃費性能の改善により航続距離が向上することで、長距離も安心して運転できるようになっている。大型商用車向けでは、ディーゼルエンジン並みの耐久性や高出力が実現され、小型化することで、より容易にさまざまな商用車に搭載することができる。
日時 | 2月19日(水)~21日(金) |
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場所 | 東京ビッグサイト(東京都江東区) |
主な展示内容 | 第3世代FCシステム(初公開)、水電解スタック、ポータブル水素カートリッジなど |
企画・イベント | トヨタ自動車ブース内にてプレゼンテーション予定 「水素社会の実現に向けたトヨタの取り組み(仮)」 水素ファクトリー 山形 光正プレジデント(2/19 14:00~14:20)他 |