「BCNR33は永久不滅だ!」アクティブ渾身の闘魂ワイドボディで武装した美しきストリートスペックに迫る

目指したのは「やり過ぎ感のないストリートワイド」仕様

エレガントな50mmワイドのボディキット!

このBCNR33は、世界が注目するGT-Rチューナー“ガレージアクティブ”のデモカーであり、東京オートサロン2019のカスタムカーコンテストで優秀賞(チューニングカー部門)を獲得したショースペシャルだ。

パンチの効いたロー&ワイドフォルムが圧巻の一言だが、その軸となるのはBNR32に続く第二段のコンプリートボディキットだ。

ボディキットのコンセプトは「やり過ぎ感のないストリートワイドボディ」というもので、BCNR33本来の意匠を踏襲しつつ、フェンダー部は前後50mmもの拡幅を実施。純正同様のプレスラインが与えられていることもあり、車両単体を真横から見ると、とてもワイドボディ仕様とは思えないほど自然な仕上がりだ。

そして、このデモカーの迫力を引き立てているのがフットワーク。ホイールには19インチの12Jという大径&深リムのワークジースト19インチをインストール。車高はTディメンドとコラボで開発したエアサスで調整し、アライメントの自由度を高めるために調整式アームもフル投入。“走れるシャコタン”を実現しているのだ。

また、心臓部のRB26DETTは、N1ブロックをベースにHKSのキャパシティアップグレードキットstep.2によって2.8Lまで排気量を拡大した上で、GTIII−5Rタービンをドッキング。最高出力は1000psに迫るというモンスターっぷりだ。

空前の高出力を受け止めるべく、ボディはアクティブのボディファクトリーでフルストリップ状態から強化。ロールケージはフル溶接留めとし、さらに応力集中部にはプレート補強やスポット溶接増しを敢行。レーシングカーレベルの剛強ボディを作り上げたのである。

シンプルイズベストを地でいくインテリアメイク。ステアリングはレナウンでシートはレカロだ。ミッションはOS技研の6速シーケンシャル「OS-88」が組まれるが、あくまでストリート仕様なのでエアコンやオーディオ等の快適装備は満載状態だ。

ボディカラーは単なるホワイトではなく、全体にガラスフレークを大量に使用したオリジナルのホワイトパール仕様となる。エンジンルームや室内にも使われ、フレーク代だけで10万円にも登ったというから恐れ入る。

ちなみに、このBCNR33用ワイドボディキットは101万4000円で販売(フルボディキットのみでの展開)されており、現在もバックオーダーを抱えているという状況だったりする。なお、純正交換のウイングスポイラーとグループAタイプのオリジナルドアミラーは、個別装着が可能なため単品でも購入できる。

経年劣化によるトラブルも増えてきたBCNR33だからこそ、リフレッシュを意識しつつ、現代的で理想的なチューニングに取り組みたい。アクティブが仕上げたこのチューンドは、そんな理想を具現化した好サンプルと言えそうだ。

●取材協力:ガレージアクティブ 福岡県行橋市大字今井1407-1 TEL:0930-25-4488

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【外部リンク】
ガレージアクティブ
http://www.g-active.co.jp

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