「他人事ではありません!」万が一の際に大切な消火器のお話【KISA’s DRIFT LIFE vol.68】

車両火災は超身近なトラブル!

万が一の際にクルマを守る車載消火器

モータースポーツは、どのカテゴリーもレギュレーションが存在します。とくにシートベルトやロールケージなど安全面に関する規則は重要ですが、今回はその中から消火器について話したいと思います。

ご存知の通り、消化器は火を消すためのものなので、使う機会がないことが一番です。でも、だからこそ、その重要性を忘れがちなんですよね。かくいう私も、車両火災なんて他人事だと思っていました。去年、実際に経験するまでは…。そう、2020年にクローズドのジムカーナ場でテスト中の愛車(180SX)が炎上したんです! しかもシェイクダウンの日に…。

車両火災が発生した時は、本当にマンガのように頭が真っ白になりました。状況が把握できず、何をしたら良いのか全く分からなくなったんです。

周囲から「消火器!消火器!」と叫ぶ声が聞こえて、サーキットに設置されている消火器置き場まで走りました。実はこの時、180SXに消火器は積んでいませんでした。シェイクダウンだったため、レース日までに取り付ければ大丈夫って安易に考えていたんですよね。

たくさんの人が助けてくれたおかげで早い段階で鎮火できたのですが、これが小さなジムカーナ場ではなく大きなコースだったら…、ピットから遠く離れたコーナーだったら…、もしくはそもそもサーキットではなく高速道路や街中だったら…。考えただけでも恐ろしくなります。

消火器に限らず、大会レギュレーションに対応することは時間も労力もお金もかかります。だけど、こうした規定は全て選手の安全を考慮したものなんですよね。レースに限らず、サーキット走行会の参加者や、チューニングカーに乗っている方々も、お守りとして消化器を積んでおいてほしいなと思います。

ちなみに、私が使っている「Fireblitz(ファイヤーブリッツ)」はD1Lightsのレギュレーションに対応した製品(2kgモデル)です。消火器には使用期限があるので、定期的にチェックすることもお忘れなく! 備あれば憂いなし、そんな話でした!

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