DNGAの最新世代を採用して軽量化。高速安定性や乗り心地を向上へ

ダイハツ 新型タント 予想CG

ダイハツのスーパーハイト軽自動車、初代タントは、2003年にデビュー。FFレイアウトながら2000 mmの長い室内長と、軽自動車のなかで最長となる2440 mmのロングホイールベースが特長だった。その後、2005年には押し出し感の強いフロントフェイスに大型エアロバンパーなどのエアロパーツを装着した「タントカスタム」も導入された。

ダイハツ タント

次期型では、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)の最新世代を採用する見込み。軽量化されるとともに、高速安定性や乗り心地が向上するだろう。また、ピラーレスドアも改良、使い勝手がアップしそうだ。また、ボディは全長3395mm、全幅1475mm、全高1755mm、ホイールベース2440mmというサイズが維持されると思われる。

予想されるエクステリアデザインだが、フロントウインドウを上段部分に広げることで視認性と開放感をアップ。ノーズはブラックパネルで装飾し、その中に楕円型ヘッドライトとポジションライトを2段型で内蔵して、アンダーグリルも二重で取り巻くデザインが予想される。側面では、リヤへと繋がる独特なキャラクターラインを配置すると見られる。

インテリアでは、大型インフォテイメントディスプレイを搭載して、ワイヤレス対応の「Apple CarPlay」するほか、ダイハツコネクトを通じて、様々な最新情報を随時入手可能となると思われる。

安全技術では、ダイハツ独自の衝突回避支援システム「スマートアシストIII」の最新世代を搭載、「小型ステレオカメラ」 の精度がアップ、歩行者にも対応する衝突回避支援ブレーキ機能の向上、作動速度域の拡大を実現することだろう。

パワートレインは、660cc自然吸気・直列3気筒エンジン、660cc直列3気筒ターボエンジンのアップデートバージョンをラインアップして、小さなクルマに適したハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」の導入が予想されている。このハイブリッドは、エンジンで発電し、その電力を使用してモーターで走行するシリーズ方式を採用、100%モーター駆動によるレスポンスの良い加速性能と高い静粛性を持ち、大幅燃費向上を実現する。すでに「ロッキー」にも導入されており、タントにも採用が期待される。

次期型タントの登場は2026年後半と予想され、価格は15万円〜20万円程度の値上げとなりそうだ。