韋駄天ターボのトコットが全国各地で増殖中!?
現代版ボーイズレーサーを手頃に入手せよ!
タマ数が豊富で中古車相場も手頃なことから、近年チューニングベースとして注目を集めているダイハツ・ミライース。その流れをいち早く作ろうと、早い段階からベース開発に取り組んできたのが神戸のハーフウェイだ。
軸となるのは、ターボエンジン「KF-VET」への換装と5速MT化。デモカーを製作してアピールしたところ問い合わせが殺到し、現在は長期バックオーダーを抱えるほどの人気となっている。

そこでハーフウェイが創業40周年の節目に立ち上げたのが「#全国イースターボプロジェクト」だ。最大のポイントは、NAからターボへのエンジン換装が公認車検を必要としない“合法チューン”であること。そして、膨大な作業量を全国の整備工場やユーザーと分担することで対応していくという新たな取り組みにある。
エンジン脱着などの一般整備は近隣の整備工場やスキルのあるユーザーが担当し、専門知識を要するエンジンハーネス加工やECU書き換えはハーフウェイが通信販売でサポート。搭載可能なエンジンや使用パーツも明確に定められており、必要なパーツリストもすべて公開されている。

ECUは単なるターボ対応にとどまらず、85ps/13.5kgmを発揮する専用チューニングデータを投入。スマートアシストやノック制御といった安全機能、故障診断機能もそのまま維持されており、日常使用での信頼性も高い。FF車はもちろん4WD車にも対応している点も大きな特徴で、雪国ユーザーにとっても魅力的な仕様となっている。


一方、CVT車の5速MT化については問い合わせも多いが、改造申請や作業難易度の関係から来店限定メニューとして対応。新品ミッションを使用し、ターボ換装から公認取得まで含めた価格は120万円からとなる。中古ミッションという選択肢もあるが、コンディションのばらつきを考慮し、新品での換装が推奨されている。
電子制御が高度化した現代車においては、単純なエンジンやECUの載せ替えでは正常に走行させることすら難しい。ハーフウェイではNA用ECUを徹底解析し、ブースト領域のマップ新設や各種スケールの最適化、ノック検知条件の見直しなどを実施。さらに、CVTのギヤ比違いによるエラー対策として専用基板まで開発するなど、徹底した作り込みが施されている。

もともとはエッセなど軽スポーツの減少やコンディション低下を危惧してスタートしたイースのターボ化だが、その手軽さと完成度の高さは「速さよりもストレスのない走りを楽しみたい」というトコットユーザーのニーズにも合致。リーズナブルにエンジンスワップを実現できるこのプロジェクトは、多くのユーザーにとって理想的な選択肢となっている。
さらに現在は、NAグレードに物足りなさを感じているムーヴキャンパスやタントといった現行モデルに向けたECU解析も進行中。イース&トコットを起点に、ダイハツ車のターボ化という新たなムーブメントは、今後さらに広がっていきそうだ。
●取材協力:ハーフウェイ 兵庫県神戸市西区見津が丘4-9-6 TEL:078-998-2223
【関連リンク】
ハーフウェイ
http://www.halfway.co.jp
