ヤマハ発動機のeアクスル、パナソニック製円筒形リチウム電池を搭載

ケータハムカーズ・ジャパンが、東京オートサロン2026で披露したEVスポーツカー「プロジェクトV」は、ケータハムの最新のプロトタイプとしては世界初公開で、ヤマハ発動機との協業により2023年のワールドプレミア時よりもアップデートされている。

1957年にコーリン・チャップマンの手によりその原型が作り出されたロータスセブン。英国のライトウェイトスポーツを代表する存在だ。ケータハムカーズは、モーガンの正規輸入代理店であるエスシーアイを傘下に持つVTホールディングスの100%子会社となっている。

全長はアルファロメオ「トナーレ」、全幅はポルシェ「911」と同程度で、全高はRX-7と同じ

EVスポーツカーで「2+2」のパッケージを備える、「プロジェクトV」の最新プロトタイプがお披露目された。同EVの初出は、2023年に英国グッドウッドでの世界初公開。

ヤマハ発動機のeアクスルを搭載

市販化に向けて開発が推進されていて、EVの心臓部であるeアクスル(モーター、インバーター、ギアボックスを一体化した駆動ユニット)は、ヤマハ発動機製。もちろん、後輪駆動になる。

EVのもう1つの心臓部である駆動バッテリー(容量は47kWh)は、台湾のXING Mobility製の液浸冷却バッテリー「IMMERSIO Cell-to Pack」が使われていて、高出力化、熱管理をはじめとした高い安全性と信頼性を実現するという。バッテリーセルは、テスラなどにも採用されてきたパナソニックエナジー製の車載用円筒形リチウムイオン電池を搭載。

台湾のXING Mobility製の液浸冷却バッテリー「IMMERSIO Cell-to Pack」

シャーシは、童夢の主要メンバーらが立ち上げた東京アールアンドデーと共同で開発されていて、ケータハム伝統の鋼管スペースフレーム構造となっている。

ボディサイズは、全長4350×全幅1850×全高1230mmで、全長はアルファロメオ「トナーレ」、全幅はポルシェ「911」と同程度だ。全高はマツダRX-7(FD3S)と同じで、衝突安全性能などから大きくなっている現在のクルマとしてはかなりコンパクトといえるだろう。

航続距離は400km、0-100km/h加速は5.0秒

車両重量は、2023年時点の目標値1190kg未満から今回の東京オートサロンでは1430kgと240kgと重くなっているものの、量産EVの市販化では不可避なのだろう。

EVスポーツカー「プロジェクトV」のリヤビュー

最高出力は200kW(272PS)、0-100km/h加速は5.0秒でクリア。航続距離(WLTP)は400km、20〜80%(SOC)の充電時間は約20分(100 kW/DC急速充電器使用)とアナウンスされている。

気になる発売時期と価格は、2023年の世界初公開時点では、2026年前半までにという見込みだったが、2027年以降にずれ込む模様だ。価格は、2023年の世界初公開時点で、英国では80,000ポンド未満(現在の為替相場では、約1,700万円〜)と発表済みだ。