自作のエッチングを駆使して見えない部分までカスタム

全身に自作のエッチングパーツを盛り込み、近寄って見たくなる美しさを体現。ナンバー裏まで装飾される。

もともとは林道や河川敷を楽しむために本格オフロード仕様にカスタムされていたが、ミーティングイベントに触発されて方向を転換。今回の奈良カブミーティングに向けてハンドルにエングレービング加工を施すなど、徹底して美しさにこだわるカブへと生まれ変わった。

全体的なスタイルは定番と呼べるトラッカー系ではあるが、とにかく細部の作り込みがスゴい。カッティングマシンで自作したシャークマスクはまだ可愛いもので、そのカッティング能力を駆使してエッチングまで自作し、車体各部に装飾を施しているのだ。スチール、ステンレス、アルミ、真鍮などに施工できるため、パーツ単位や追加のプレートでディテールアップを徹底。フロントフォークの内側やナンバープレート裏まで、見栄えの死角をなくすこだわりぶりが、全体の完成度を大きく引き上げている。

プロに施工を依頼したエングレービング仕上げのハンドル。コストはかなりかかったが、大のお気に入り!
フロントフォークにYSSのインナーキットを装着して走破性を追求。ちょい太足のワイドリムをセットする。

ほとんどのボルトをステンレスに変更する徹底ぶり!

オリジナリティの追求はワンオフによる部分が大きく、マフラーもダックス純正をベースに加工。サブフレームやフロントフェンダーもポン付けで終わらせず、プラモデル用のエアブラシやピンスト装飾で美しくディテールアップしている。

地味に大変なのが、車体のほとんどのボルトをステンレス製に変更し、目立つ部分をスパイク調の化粧ボルトへと換装したこと。メッキ加工やポリッシュと組み合わせることで、質感アップと個性のアピールに成功した。もはや芸術品レベルの輝きといえる。

アルミのワンオフヘッドカバーや各部の鏡面仕上げで輝きを放つエンジン。中身は一般的な88cc仕様という。
スイングアームはKEPスピードの50mmロング。自作エッチングプレートを貼り、質感アップを実現する。
ほとんどステンレス化粧ボルトに変更し、ステー類も自作のスパイラル形状に。シートはファットムーン製だ。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.18」
■日時:2025年4月13日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。次回は2026年5月10日(日)開催(場所は同じ)。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


※こちらの記事はモトチャンプ2025年6月号に掲載された記事を加筆修正したものです。