Land Rover Defender 110
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Land Rover Defender 90
今や貴重な存在の「3ドア」クロスカントリー




2016年に生産を終了した「ランドローバー ディフェンダー」のコンセプトを現代的にアップデートする形で、2019年にデビューを飾った現行「ディフェンダー」。強固なラダーフレームから離れ、アルミニウム製モノコック「D7xアーキテクチャ」を導入したことで、オフロードにおける走破性能を維持しつつ、現在のSUVに求められる快適性も手にした。
現行ディフェンダーは、「90」「110」「130と3種類のボディタイプを展開し、2026年モデルから待望のハイブリッドが追加された。中核モデルとして最も高い人気を誇る「ディフェンダー 110」は、使い勝手に優れた5ドア&ロングホイールベース仕様となる。今回は、現行ラインナップで最もコンパクトな3ドア&ショートホイールベースの「ディフェンダー 90」と比較する。
90はホイールベースが435mmもショート化されており、その差はリヤシートの居住性とラゲッジ容量に表れている。車両重量は同じパワートレインを搭載する「X-Dynamic HSE」で比較すると、リヤドアのない90が100kgも軽い。
ディフェンダー 110 X-Dynamic HSE
ボディサイズ=全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mm
ホイールベース=3020mm
車両重量=2430kg
タイヤサイズ=255/60R20
ディフェンダー 90 X-Dynamic HSE
ボディサイズ=全長4510mm×全幅1995mm×全高1970mm
ホイールベース=2585mm
車両重量=2330kg
タイヤサイズ=255/60R20
3種類のボディタイプで最も速い「90」


ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドと、豊富なパワーユニットを展開する現行ディフェンダー。今回は3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボに、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する「X-Dynamic HSE」で比較する。最高出力350PS、最大トルク700Nmと同スペックだが、100kgも軽い90が、0-100km/h加速は0.2秒速い。
ディフェンダー 110 X-Dynamic HSE
エンジン形式=直列6気筒ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
排気量=2993cc
最高出力=350PS/4000rpm
最大トルク=700Nm/1500〜3000rpm
トランスミッション=8速オートマチック
駆動方式=AWD
最高速度=191km/h
0-100km/k加速=6.4秒
ディフェンダー 90 X-Dynamic HSE
エンジン形式=直列6気筒ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
排気量=2993cc
最高出力=350PS/4000rpm
最大トルク=700Nm/1500〜3000rpm
トランスミッション=8速オートマチック
駆動方式=AWD
最高速度=191km/h
0-100km/k加速=6.2秒
あらゆる場面をカバーする「110」の多用途性




ディフェンダーシリーズ共通のコクピットは、メーターナセル内に12.3インチインタラクティブドライバーディスプレイを配置し、センターコンソールに13.1インチセンタータッチスクリーンがフローティング配置される。
90のリヤシートは、必要にして十分なレベル。2列シート、3列シートを選ぶことができるロングホイールベースの110の広大なスペースと比較すると、居住性ではやはり一歩劣る。また、後席を使わない場合でも、自在にアクセスできるリヤドアの利便性も無視はできない。
走行性能に関しては、コンパクトなボディを持つ90が、優れた取りまわし性能に加え、オフロードで重要となるアプローチアングルやデパーチャーアングルといった点で明確なアドバンテージを備える。同クラスのクロスカントリーモデルで3ドアのショートボディを設定している例がほとんどなく、そういった意味でも90は希少な存在と言えるだろう。
同じパワートレインと装備を持つ「X-Dynamic HSE」同士で比較すると価格差は80万円。幅広い用途に対応できる高いユーティリティ性を誇る110に対し、90の魅力は他にはない尖ったキャラクターにある。その個性こそが、90最大のアピールポイントと言えるだろう。
車両本体価格
ディフェンダー 110 X-Dynamic HSE 1096万円
ディフェンダー 90 X-Dynamic HSE 1016万円

