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今日は何の日?

■11代目カローラにマイナーチェンジで“Toyota Safety Sense C”を採用

2015年4月にマイナーチェンジしたトヨタ11代目「カローラフィールダー」
2015年4月にマイナーチェンジしたトヨタ11代目「カローラアクシオ」

2015(平成27)年3月30日、トヨタは2012年5月にモデルチェンジした11代目カローラの「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」のマイナーチェンジを発表した(発売は4月1日)。マイナーチェンジでは、トヨタ初となる“Toyota Safety Sense C”の採用や内外装の刷新、新開発エンジンへの換装が実施された。

9代目でカローラフィールダー、10代目でカローラアクシオ誕生

長い歴史を持つカローラだが、2000年8月に登場した9代目では、それまでのカローラワゴンの後継として「カローラフィールダー」が誕生した。また、2006年10月に登場した10代目から、セダンを「カローラアクシオ」と名乗るようになった。

2006年10月にデビューしたトヨタ10代目「カローラアクシオ」

10代目「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」のパワートレーンは、最高出力110ps/最大トルク14.3kgmの1.5L 直4 DOHC、136ps/17.9kgmの1.8L 直4 DOHCの2種エンジンと5MTおよびカローラ初のCVTの組み合わせ、駆動方式はFFと4WDが用意された。

2006年10月にデビューしたトヨタ10代目「カローラフィールダー」

ハイグレードには安全技術としてトヨタの最新安全技術“プリクラッシュセーフティ”を採用。衝突被害軽減ブレーキ、先行車との車間距離をキープするレーダークルーズ、駐車時など後退時にステアリング操作を支援するインテリジェントパーキングなどが装備された。

実用性と先進技術が融合した10代目カローラシリーズは、堅調な販売を続けた。

日本市場を重視してコンパクトになった11代目

2012年5月にデビューしたトヨタ11代目「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」

2012年5月にモデルチェンジした11代目カローラアクシオとフィールダーは、従来のカローラらしさを大切にしつつ、ダウンサイジングを進め、よりコンパクトで扱いやすいクルマに進化した。

2012年5月にデビューしたトヨタ11代目「カローラアクシオ」
2012年5月にデビューしたトヨタ11代目「カローラフィールダー」

大人4人が快適に長距離を移動できるミニマムサイズのコンパクトカーをテーマに開発され、特に都市部での取り回しやすさが重視され、コンパクトながら室内は広く、後席やラゲージスペースの使い勝手も向上し、使い勝手の良さが魅力だった。

2012年5月にデビューしたトヨタ11代目「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」

パワートレーンは、最高出力95ps/最大トルク12.3kgmを発揮する1.3L 直4 DOHC、109ps/14.1kgmの1.5L 直4 DOHCの2種エンジンとCVTおよび5速MTの組み合わせ、駆動方式は同じくFFと4WDが用意された。1.3Lエンジンは環境性能にも配慮して低燃費が実現された。

さらに2013年8月には、カローラ初のハイブリッドモデルも登場し、33km/L(JC08モード)という高い燃費性能を達成。安全面でも進化が見られ、VSC(横滑り防止機構)やTRC(トラクション・コントロール)などの安全技術が全車標準装備された。

マイナーチェンジで“Toyota Safety Sense C”を採用

2015年4月にマイナーチェンジしたトヨタ11代目「カローラアクシオ」

2015年3月のこの日、11代目カローラの「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」にマイナーチェンジが施された。MCの目玉は、トヨタ初となる“Toyota Safety Sense C”が採用されたこと(グレードにより標準またはオプション)。

2015年4月にマイナーチェンジしたトヨタ11代目「カローラフィールダー」

“Toyota Safety Sense C”は、レーザーレーダーとカメラを組み合わせた安全運転支援装備をパッケージング化したシステムで、基本的には以下の3つの機能で構成されている。

・衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS/Pre-Collision System)

Toyota Safety Sense Cのセンサー部
Toyota Safety Sense Cに設定された衝突回避支援型PCS(Pre-Collision System)

衝突の危険がある場合、ドライバーへの警告と自動ブレーキの2段階で衝突回避を支援するシステム。

・レーンデパーチャーアラート

車線から逸脱しそうになったときにブザーとディスプレイ表示でドライバーに警告し、衝突事故の回避を支援するシステム。

・オートマチックハイビーム

対向車や先行車の存在が検知されるとハイビームをロービームに自動的に切り替える運転支援システム。

Toyota Safety Senseを画像でも!

マイナーチェンジのもうひとつの目玉が、アトキンソンサイクルやVVT-iE(電動連続可変バルブタイミング機構)などにより大きく燃費が改善されたこと。ハイブリッドモデルも、ハイブリッドシステムの効率化により燃費値を33.0km/Lから33.8km/L(JC08モード)へと向上した。

さらに内外装についても、フロントバンパー・グリルを刷新し、プロジェクター式LEDヘッドランプを標準装備してスポーティかつ上質なデザインへ。インテリアについてもシート表皮は堅牢で上質なモダンデザインへ変更された。

車両価格は、カローラアクシオが144.6万~195.5万円、ハイブリッドは203.4万~220.7万円、カローラフィールダーが161.1万~232.5万円、ハイブリッドが219.5万~247.4万円に設定された。

2015年にマイナーチェンジしたトヨタ11代目「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」を画像で詳しく!

【Toyota Safety Sense Cがよく分かる動画もドーゾ!】

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メーカーが採用する新しい技術は、一般にコスト高が吸収しやすい、また先進性を強調しやすい高級車から採用するのが一般的だ。“Toyota Safety Sense C“を大衆車であるカローラから展開し始めたことは、トヨタとしては特別な技術でなく、これから全車に普及させるぞ!というアピールがあったのではないだろうか。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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