連載

今日は何の日?

■スバルのクロスオーバーSUVの3代目XV登場

2017年5月にデビューしたスバル3代目「XV」

2017(平成29年)年4月6日、スバルはクロスオーバーSUV「XV」の3代目を発表した(発売は、5月24日)。3代目XVは、“Fun Adventure”をコンセプトに、都会的で洗練されたデザインとスバルのSUVならではの走破性、そして世界トップクラスの安全性能を兼ね備えたことをアピールした。

3代目インプレッサのハッチバックをベースにXV誕生

1992年10月にデビューしたスバル「インプレッサ(スポーツワゴン)」
1992年10月にデビューしたスバル「インプレッサ(スポーツワゴン)」のリヤビュー

XVの源流である「インプレッサ」は、1992年10月にデビューした。セダンと5ドアスポーツワゴンの2タイプが用意され、スポーツワゴンはハッチバックとステーションワゴンを融合したような個性的なフォルムが採用され、セダンにはWRCを席巻した高性能モデルWRXが設定された。

2000年8月にデビューしたスバル2代目「インプレッサ・スポーツワゴン」。前期型の丸目が特徴
2007年6月にデビューしたスバル3代目「インプレッサ・ハッチバック」

その後インプレッサは、2000年8月の2代目を経て、2007年6月に3代目に移行した。3代目はスポーツワゴンを5ドアハッチバックに変更し、セダンは翌2008年10月に「インプレッサ・アネシス」を名乗って発売された。この5ドアハッチバックをベースにしてクロスオーバーSUVに仕立てられたのが、初代「XV」の「インプレッサXV」であり、2010年6月から日本で販売された。

2010年6月にデビューしたスバル初代XV「インプレッサXV」

インプレッサXVは、専用設計のバンパーやグリル、オーバーフェンダー、ルーフレールなどによってSUVのイメージを強調。インテリアは、シートのインサートやドアトリムのステッチにダークブラウンのカラーをあしらうことで、スポーティさを演出した。

パワートレーンは、水平対向4気筒DOHCエンジンで最高出力110ps/最大トルク14.7kgmを発揮する1.5L、140ps/19.0kgmの2.0Lの2種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせ。駆動方式はFFと4WDで、MT車はビスカスLSD付きセンターデフ方式4WD、AT車はアクティブトルクスプリット方式4WDが採用された。

流麗な本格クロスオーバーSUVとなった2代目XV

2012年10月にデビューしたスバル2代目「XV」 。スタイリッシュなクロスオーバーSUV

2012年10月に初めてのモデルチェンジで2代目となったXVは、インプレッサの冠が取れて単独ネームの「スバルXV」となった。

2代目XVは、流麗で軽やかなフォルムに、前後のアンダーガードやフェンダーガードを装備して、ダイナミックなSUVらしさをアピール。基本骨格は、スバルの新世代シャシーである“SI-シャシー”をベースに、軽量かつ高剛性化が図られた。

2012年10月にデビューしたスバル2代目「XV」 。スタイリッシュなクロスオーバーSUV

パワートレーンは、水平対向4気筒DOHCの最高出力150ps/最大トルク20.0kgmを発揮する2.0Lエンジンと新リニアトロニックCVTの組み合わせ、駆動方式は進化版のアクティブスプリット4WDのみ。スバルの伝統の低重心シンメトリカルAWDによる安定した走りと、最新のアイサイト(ver.2)による安全性能によって、初代よりさらに魅力的なクロスオーバーSUVへと進化し、好調なスタートを切った。

また翌2013年には、スバル初のハイブリッド“e-BOXER”を搭載した「XVハイブリッド」が追加された。2.0L水平対向エンジンにCVTリニアトロニックを組み合わせ、出力10kWのモーターを並列に配置。モーターは、縦置きCVTのケース内にコンパクトに収め、エンジンの出力をアシストするパラレル方式のマイルドハイブリッドだ。

すべてを進化させて完成度を高めた3代目XV

2017年5月にデビューしたスバル3代目「XV」

2017年4月のこの日、3代目「スバルXV」が国内で発表され、翌5月にデビューした。3代目XVは、“Fun Adventure(楽しい冒険)”をコンセプトに、都会的で洗練されたデザインとスバルのSUVならではの走破性、そして世界トップクラスの安全性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVであることをアピールした。

スバル3代目「XV」のリアビュー

特徴的なのは、インプレッサに続いて新世代プラットフォームの“SPG(スバル・グローバル・プラットフォーム)”を採用。これにより、3代目は走行性能および安全性能の飛躍的な向上が実現された。

スバル3代目「XV」のパッケージング

スタイリングは、スバル共通のデザイン“DYNAMIC×SOLID”をベースにした5ドアハッチSUVで、精悍さとともに都会的な雰囲気も醸し出した。インテリアは、スポーティかつ先進的なデザインでクラスを超えた質感とともに、機能性についても進化した。

スバル3代目「XV」に搭載された、FB16型1.6L水平対向4気筒エンジンと、FB20型2.0L水平対向4気筒エンジン
スバル3代目「XV」に搭載されたFB16型1.6L水平対向4気筒エンジンと新型リニアトロニックCVT
スバル3代目「XV」に搭載されたB20型2.0L水平対向4気筒エンジン

エンジンは、伝統の水平対向4気筒DOHCで、直噴化した最高出力154ps/最大トルク20.0kgmを発揮する2.0Lに加え、115ps/15.1kgmの1.6Lをラインナップ。トランスミッションはリニアトロニック(CVT)で、駆動方式は全車“X-MODE”4WDを搭載。また2018年には、“e-BOXER”のハイブリッドも追加された。

スバル3代目「XV」のコクピット
スバル3代目「XV」のフロントシート

また安全性能については、歩行者保護エアバッグと運転支援システム“アイサイト(ver.3)”が全車に標準装備された。車両価格は、213.84万~230.04万円(1.6L車)/248.4万~273.24万円に設定された。

スバル3代目「XV」の居住性
スバル3代目「XV」のラゲッジスペース

・・・・・・・・・・

2023年にデビューしたXV改めスバル新型「クロストレック」
2023年にデビューしたXV改めスバル新型「クロストレック」

XVは2023年のモデルチェンジを機に、海外車名「クロストレック」を名乗るようになり、XVの車名はスバルのラインナップから消えた。同時期にレガシィも国内生産を終え、インプレッサも生産を終えた。1990年代以降のスバルの躍進を支えた名車の名前が消えてしまったのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

連載 今日は何の日?

by MotorFan
歴史 16時間前

スバルならでの走破性と世界トップクラスの安全性を備えた「XV」3代目を発表【今日は何の日?4月6日】

by MotorFan
歴史 2026.04.05

家族みんなに大人気!ホンダ「ステップワゴン」が広さと機能を子供目線でさらに充実、186万円~2代目参上!!【今日は何の日?4月5日】

by MotorFan
歴史 2026.04.04

ホンダ「インスパイア」に3.2L V6エンジン搭載の高性能スポーツ「タイプS」を345万円で3代目に追加【今日は何の日?4月4日】