NISMOの3.0L V6ツインターボは、最高出力426ps、最大トルク520Nmを発揮

日産は、フェイスリフトを受けた2027年モデルのZとZニスモを発表した。

2027年型日産Zニスモには、オプションで6速マニュアルトランスミッションが用意される。

日産 フェアレディZ NISMO

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通算7代目となる現行「RZ34」型フェアレディZは、2022年8月に発売された。直後から圧倒的支持を得て、受注停止となる事態にもなったが、2027年モデルがいよいよ今夏発売される。

2027年モデルのZは、来週開催されるニューヨーク国際オートショーで一般公開され、今夏にディーラーに登場予定だ。最上位モデルのニスモには、エンスージアストが待ち望んでいたマニュアルトランスミッションがついに搭載される。

日産 フェアレディZ NISMO

最高出力420psを誇るZニスモには、ついに6速マニュアルトランスミッションが搭載される。現行のニスモはオートマチックのみの設定で、日産の2シーター・スポーツクーペの最高峰モデルであるZニスモにとって、マニュアルトランスミッションは長らく物足りない要素だった。今回の改良は、単なるスタイリングの変更にとどまらず、Zニスモが常に必要としていたメカニズムの磨き上げと言える。

改良新型では、日産のクラシックなスポーツカーからインスピレーションを得た新しいフロントエンドを採用している。シャープなエッジを緩やかな曲線に置き換えた、よりソフトなデザインを採用したバンパーは、ひときわ目を引く。

また、従来の長方形グリルよりもはるかに洗練されたデザインの新しいグリルが採用され、ボディカラーのバーと水平方向のアクセントが特徴となっている。日産によると、これらの変更により空気の流れが最適化され、揚力と空気抵抗が低減されるとのことだ。

その他の変更点はより控えめだが、フロントのニッサンロゴは新しい「Z」バッジに変更された。パフォーマンスモデルには、ブラックのスポークと切削加工仕上げのリムを備えた新しい19インチ鍛造ホイールが装備される。

また、SportとPerformanceグレードには、新色の「新海グリーンパールメタリック」が設定される。スーパーブラックのルーフとの組み合わせで、このカラーは初代Zに使用されていたグリーンからインスピレーションを得ている。

インテリアはほぼ従来モデルから引き継がれており、デジタルインストルメントクラスターと8インチまたは9インチのインフォテインメントシステムが搭載されている。オートエアコン、自動防眩ルームミラー、各種運転支援システムも装備されています。オーディオシステムは6スピーカーが標準装備で、パフォーマンスとニスモには8スピーカーのBoseシステムが追加される。

刷新されるのはエクステリアだけではない。GT-R由来の強化・軽量化された2ピース構造の鉄アルミ合金製ローターを備えたフロントブレーキ、より滑らかでダイレクトなコーナリングフィールを実現するステアリング、そしてハードな走行時でも安定性を高めるためのサスペンションの変更も加えられているのだ。

サスペンションとステアリングラッのアップグレードでは、ステアリングラックの内部摩擦は20%低減され、「よりスムーズなコーナリングフィールを実現し、ドライバーの修正操作を軽減」している。

さらに、高Gコーナリング時にも燃料ポンプ付近の燃料レベルを維持するように設計された新しい燃料タンクを採用。これにより、サーキット走行時でもエンジンへの燃料供給が途切れることない。

2027年モデルのZニスモは、スタイリング面での変更はほとんど見られないが、より優れた点として6速マニュアルトランスミッションを採用している。最上位グレード専用に設計されたこのトランスミッションは、スポーツおよびパフォーマンスグレードと比較してクラッチが強化されている。さらに、シフトレバーのレシオも新たに変更され、日産によれば「シフトストロークが大幅に短縮され、より速く、より確実なギアチェンジを実現」している。

6速マニュアルトランスミッションと組み合わせられるツインターボ3.0リッターV6エンジンは、よりアグレッシブなスロットルレスポンスを実現する専用チューニングが施されている。アクティブサウンドエンハンスメントとアクティブノイズキャンセリングシステムもマニュアルトランスミッションに合わせて再調整され、スポーツモードでは爽快なサウンド体験を提供してくれる。

NISMOのツインターボ3.0リッターV6エンジンは、最高出力426pls/313kW、最大トルク520Nmを発揮する。これは、406ps/298kW、374NmのSportおよびPerformanceモデルをわずかに上回る数値だ。全グレードに6速マニュアルトランスミッションが標準装備されるが、9速オートマチックトランスミッションもオプションで選択可能となっている。

日本での価格は今後発表される予定だが、現行モデルの935万2200円より値上がりすることは濃厚で、初の1千万円超えの可能性もあるが、6速MT以上の改良は、必ず満足させてくれるはずだ。