連載

今日は何の日?

■スカイライン55周年記念モデルが受付終了

2013年4月に受注終了した日産V36「スカイライン 55th Limited」

2013(平成25)年4月30日、日産自動車は2011年12月19日から開始した「スカイライン」の55周年記念モデルの限定555台の受付けを終了した。スカイラインは、1957年4月24日に富士精密工業(後に日産と合併するプリンス自動車の前身)から「プリンス・スカイライン」として発売、2012年に55周年を迎えたのだ。

富士精密工業が開発した初代スカイライン

1957年4月に誕生した初代スカイライン「プリンス・スカイライン」。重厚なアメリカンスタイルの高性能セダン

初代スカイラインは、富士精密工業(後に日産と合併するプリンス自動車の前身)によって、1957年4月24日に「プリンス・スカイライン」として誕生した。富士精密工業は、終戦後GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の命によって軍需産業とみなされた航空機メーカー「中島飛行機」と「立川飛行機」が解体された後に誕生したメーカーだ。

スカイラインは、“世界で通用する性能と品質を持ち、高速で安全かつ軽快に走行できるクルマ”を目指し、開発のトップは“ゼロ戦”のエンジン設計者だった中島飛行機出身の中川良一氏だった。

テールフィンを持つボリューム感のあるアメリカンスタイルが特徴で、足回りはフロントにダブルウィッシュボーン、リアはド・ディオンアクスルという乗り心地に配慮した仕様で、他にも多くの先進技術が採用された。

パワートレーンは、クラストップの最高出力60ps/最大トルク10.75kgmを発揮する1.5L 直4 OHVエンジンと3速MTを組み合わせたFRレイアウトで、最高速度は国産乗用車最速の125km/hに達した。

歴代スカイライン

その後、2代目となった1966年にプリンス自動車が日産自動車に吸収されたことから、日産「スカイライン」となり、3代目「ハコスカ(1968年~)」、4代目「ケンメリ(1972年~)」、5代目「ジャパン(1977年~)」、6代目「ニューマン(1981年~)」、7代目「セブンス(1985年~)」、8代目「R32(1989年~)」、9代目「R33(1993年~)」、10代目「R34(1998年~)」、11代目「V35(2001年~)」と、日本を代表するスポーティな上級セダンとして代を重ねた。

55周年記念モデルのベースとなった12代目スカイライン

2006年11月にデビューした日産V36型「スカイライン」

12代目となるV36スカイラインは、基本的にはV35のキープコンセプトで2006年11月にデビューした。先代から採用されたFR-LプラットフォームとフロントミッドシップV6エンジンにより、理想的な前後重量配分と低重心化を実現し、優れた走行性能と乗り心地が両立されていることが特徴である。

日産V36型「スカイライン」に搭載されたエンジン
日産V36型「スカイライン」に搭載されたエンジン

スタイリングについても、先代譲りのロングノーズボディの流麗なワイド&ローのスタイリングが継承され、ホイールベースは同一ながら全長と全幅が若干拡大、全高は僅かに下げられた。インテリアも質感が高められ、本革シートによる高級感と落ち着いた広い室内空間が形成された。

日産V36型「スカイライン」のシャシー

パワートレーンは、最高出力225ps/最大トルク26.8kgm を発揮する2.5L V6 DOHC(VQ25HR)と315ps/36.5kgm の3.5L V6 DOHC(VQ35HR)の2種エンジンと、一本化された5速ATの組み合わせ。駆動方式は、先代同様FRをベースにフルタイム4WDも設定され、2008年12月には最高出力330ps/最大トルク36.8kgmの3.7L V6 DOHCエンジン(VQ37VHR)が追加された。

2006年11月にデビューした日産V36型「スカイライン」

さらに、4WS(4輪操舵)や可変ステアリング、自動ブレーキシステム、前車追従型クルーズコントロールなどがオプション設定され、先代に対する安全装備の進化もアピールポイントだった。

車両価格は、279.3万~380.1万円(2WD)/306.6万~359.1万円(4WD)に設定された。

スカイライン55th Limitedは、555台の限定販売

2013年4月に受注終了した日産V36「スカイライン 55th Limited」

スカイライン誕生55周年を記念して、日産自動車は2011年12月19日、「スカイライン」に特別仕様車「55th Limited」を設定し、555台限定で発売を始めた。3グレード合わせて555台の限定販売で、受付は2013年4月のこの日までの受注分までで、それ以前に555台の受注があれば、その時点で受付終了となる。

日産V36「スカイライン55th Limited」のキャビン

設定された「55th Limited」は、3.7L V6エンジン搭載の「370GT Type SP」と2.5L V6エンジン搭載のFR車「250GT Type P」と4WD車「250GT FOUR Type P」の3グレードである。これに、専用ボディカラーのガーネットブラックパールを設定。インテリアには、前席に55周年記念刺しゅうが施されたアニバーサリーレッドの本革シートが採用された。

日産V36「スカイライ55th Limited」の55周年記念刺しゅうが施されたアニバーサリーレッドの本革シート

車両価格は、いずれもベース車より10.5万円高となり、「370GT Type SP 55th Limited」が451.5万円、「250GT Type P 55th Limited」は399.0万円、「250GT FOUR Type P 55th Limited」は422.1万円だった。

日産V36「スカイライン・クーペ 55th Limited」は2012年2月10日から55台限定で発売され、セダンと同じく2013年4月30日まで受注した

また、「スカイライン・クーペ 55th Limited」は2012年2月10日から55台限定で発売され、セダンと同じく2013年4月30日まで受注した。

日産V36「スカイライン・クーペ 55th Limited」のサイドビュー
日産V36「スカイライン・クーペ 55th Limited」の前席

・・・・・・・・・・
限定台数555台が、4月30日より前に到達したのか、555台未達でこの日に受付を終了したのか公表されていないようなので実際のところは明らかでない。ただし、早めに555台に到達すると公表することが一般的なので、おそらく555台は未達で4月30日に受付終了した可能性が高いのではないだろうか。
今日がなにかの記念日になるかもしれない。

連載 今日は何の日?

by MotorFan
歴史 13時間前

第2回日本グランプリはスカG伝説だけじゃない!他クラスでも熾烈なバトルが熱かった!!そのすべてがオートスポーツ誌創刊号に記録されている【今日は何の日?5月2日】

by MotorFan
歴史 2026.05.01

直線から曲線へ!ダイナミックなスタイリングに一新した日産「サニー」3代目は49万円~【今日は何の日?5月1日】

by MotorFan
歴史 2026.04.30

日産スカイライン生誕55周年記念モデル「スカイライン55th Limited」の受注を13年に終了、555台限定で11年発表【今日は何の日?4月30日】