iPhoneユーザーに人気の「AirTag(エアタグ)」とは?

iPhoneユーザーに人気の「AirTag(エアタグ/以下エアタグ)」は、Apple社がモノの紛失防止用に開発したiPhoneに対応したスマートタグ(エアタグのフル機能利用はApple製品向け、Androidには一部機能の対応)。発売開始は2021年(第1世代)。
財布やカギなどにエアタグを設置・固定し、もしも紛失した場合、iPhoneの「探す」アプリを使えば画面上で位置を特定。エアタグ本体に仕込まれたアラームを鳴らして場所を知ることも可能だ。
2026年5月現在、エアタグ(第2世代)の価格はApple公式で1個4,980円、4個入り1万6980円(ともに税込)。
「AirTag(エアタグ)」はGPSではなく、Bluetoothの電波を利用
※注:やや話が複雑なので、時間のない人は下記の「◎次項」にジャンプ!

エアタグはBluetoothなどの無線通信を利用し、周囲のApple端末を経由して位置情報を持ち主へ通知する仕組み。
子供・老人・ペットの迷子対策など、人や動物を探すのは本来の用途ではない。また浮気の追跡調査等に使用した場合、ストーカー規制法違反やプライバシーの侵害で損害賠償を請求される可能性があるので要注意。
もしもエアタグの登録者(所有者)がエアタグを仕込んだモノを紛失した場合、
1:登録者(所有者)のiPhoneと所有するエアタグは、離ればなれになる。
2:登録者(所有者)と離れ離れになったエアタグは、位置情報通知用のBluetooth信号を、近くの人々がイジッていたり、ポケットやカバンに収納しているiPhoneやiPadに送信。
3:エアタグから発信されたBluetooth信号を受信した周囲のiPhoneやiPadは、モノとエアタグを紛失した登録者(所有者)のiCloudに「今ここにいるよ!(情報は暗号化され、個人情報はガード)」と送信(Androidは送信しない)。※上記の流れは一部イメージ
具体的には?
アクション1→鈴木さんはエアタグを仕込んだカバンを電車の網棚に置き忘れた。エアタグは鈴木さんのiPhoneに置き忘れを通知。焦った鈴木さんは持っている自分のiPhoneの「探す」アプリを使って位置情報を確認。
アクション2→カバンの中に仕込んだエアタグがBluetoothの電波を発信し、これを網棚のすぐ下に座っている山田さんのiPhoneが受信。カバンの中のエアタグは山田さんのiPhoneを経由し、鈴木さんのiPhoneに位置情報を知らせる。
なお山田さんの右隣にいる田中さんが所有するiPhoneのBluetoothも、エアタグからの電波を受信&送信(※注1)。山田さんの左隣にいる斎藤さんはAndroid端末なのでAppleの「探す」ネットワークには参加しない(※注2)。
というのが簡単な流れ。※上記の流れは一部イメージ
※注1:プライバシー保護機能・追跡・ストーキング防止機能の一環として、もしもエアタグ登録者(所有者)以外がエアタグを所持した場合(エアタグ登録者がストーキングのため、A子さんの荷物にエアタグを潜ませる。また泥棒Bがバイクや荷物を持ち去る等)。
→ストーカー被害者であるA子さんや泥棒Bが所有するiPhoneとAndroidの画面に警告が表示。また一定の時間経過後、エアタグから警報音が発報。つまりエアタグが仕込まれていることがバレてしまう。
→仮にバイクにエアタグを仕込んだ場合。もしも泥棒がiPhoneやAndroidのスマホを持っていたら、この警告によってエアタグの存在を知らせてしまうことになる。つまり本格的な盗難対策用途には限界がある。
※注2:エアタグの主要機能はiPhone向けですが、2024年よりAndroidでも「不要なトラッカー検出」に対応済み。他人のAirTagを所持・同行している場合、Android端末の画面にも警告が表示される。これはAppleとGoogleの共同開発によるプライバシー保護機能の一環である。
◎次項:「AirTag(エアタグ)」は現況、バイクの盗難抑止には向いていない。その理由は?
「エアタグをバイクやクルマに仕込んでおけば、盗難用として使えるのでは?」と思った人もいたはず。しかし結論からいえば、2026年5月7日現在、モノの紛失防止用に開発されたエアタグは、バイクやクルマの盗難抑止には向いていない。大きな理由は下記の2点。
1:バイク泥棒が所有しているiPhoneやAndroidが画面上で警告。エアタグが大きな音で発報する前にバイク泥棒がエアタグを発見したら、エアタグを捨てたり壊す可能性大
2:バイク泥棒がiPhoneユーザーではなくAndroidユーザーだったとしても、iPhoneユーザーのいない場所に車両を隠されたら、位置情報の確認は不可能
エアタグはその構造から現況、自宅や職場などの限られた空間。またiPhoneユーザーが頻繁に行き交う市街地などで、落とし物の発見に強みを発揮。あくまでもモノの紛失防止や対策に特化したアイテムであることを覚えておこう。
AirTag(エアタグ)の公式WEBサイト https://www.apple.com/jp/shop/buy-airtag/airtag
“GPSトラッカー”を内蔵したバイク専用の「スマートタグ」は盗難対策用に設計・開発!

スマートフォンの進化に伴い、GPSを駆使したナビゲーションシステムや位置情報など各種アプリも充実。バイクやクルマの盗難用として開発された「スマートタグ」も各種ラインナップされている。
たとえばバイクパーツメーカー「プロト」が取り扱う人気の『Monimoto(モニモト)9』は、愛車の防犯対策に役立つGPSトラッカー内蔵のお役立ちアイテム。
スマホとペアリングを行ったGPS内蔵の本体を、車体の見えない場所(バイク泥棒が発見しにくい箇所)に設置。配線不要で簡単に取り付けができるのも大きなポイントだ。
付属の専用キーが、もしも愛車の近くにない状態で予期しない振動や移動を検知すると、本体は無音のまま、持ち主のスマホへ即座に『電話』で異常を知らせる。
「電話による即時警告」「アプリへの通知」「GPSによる追跡」という防犯機能を備えたMonimoto 9は、iPhoneとAndroidに対応。インストールした専用アプリを開けば、過去のログと現在地の確認OK。
送信頻度は設定から変更可能。センサー感度変更、SIM利用料更新、バッテリー残量の確認、デバイス設定の変更、サポートへの問い合わせなどもアプリから行える。
バイク用の「スマートタグ」は各社から様々なタイプが発売中。用途や予算に合わせて選択できるので、気になる人は「バイク 防犯 スマートタグ」のワードで検索してみるべし!
追跡にも強みを発揮する「GPS」とは?

GPSとは「全地球測位システム(Global Positioning System)」のこと。人工衛星を使い、地球上の現在位置、バイクやクルマのスピード、時刻などを高精度に測定する最新のシステムだ。
GPS衛星から位置測位するだけなら、モバイル通信やWi-Fi接続は不要。バイクの追跡装置に関しては、携帯電話のデータやインターネット接続のみに依存するのではなく、GPSを利用した装置であることが不可欠となる。
GPSによるバイク追跡装置は、たとえ携帯電話の電波が悪い地域でも、盗難バイクの位置を正確に特定することが可能(状況により異なる)。盗難されたバイクが人里離れた倉庫などに移動された場合でも、発見できる可能性が高い。
バイク用GPS追跡装置の最大のメリットは、盗まれたバイクを早急に発見・回収できるかもしれないこと。近年の多くのバイク泥棒は、盗んだバイクを倉庫や工業団地などにいったん隠し、その後分解するのが定番。
バイク用GPS追跡装置はバイクの位置をリアルタイムで持ち主に通知(盗難後は即警察に通報すること)。警察は盗まれたバイクの位置を素早く特定することができ、早期発見できる可能性が一段と高くなる。
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