世界が憧れる“和製ワイド&ロー”!

BNスポーツが放つ不変の迫力

“BNスポーツ”のエアロ最大の特徴は、そのスタイルが実に明快なことだ。カーコミックから飛び出してきたかのような大胆なワイド&ロー。誇張を恐れないシンプルな張り出し感こそがBNスポーツのアイデンティティであり、ブランド誕生から25年以上が経過した現在も、そのコンセプトは全モデルに一貫して貫かれている。

東京オートサロン2026でデビューした110系マークII向けの新作エアロ。フロントバンパー、サイドステップ、リヤバンパー、トランクスポイラーを新デザインとし、従来モデル以上のワイド感と低重心フォルムを追求した。前後ワイドフェンダーはフロント55mm、リヤ65mmの大胆なサイズとなる。

その分かりやすいスタイルは、日本の走り屋だけでなく、アメリカやオーストラリアをはじめとする海外のJDMフリークからも高い支持を獲得。世界的なJDMカルチャーの広がりとともに、BNスポーツの存在感は年々高まっている。

象徴的なのが、大きく張り出したフロントリップスポイラーと、低く構えたサイドステップの造形だ。ブランド黎明期には、その独特なフォルムから“ハカマ”や“ホバークラフト”などと呼ばれることもあり、あまりにも過激なスタイルゆえに敬遠する声も少なくなかった。

しかし、極端なローダウンや極太ホイール+引っ張りタイヤと組み合わせた時、このデザインは真価を発揮する。まるで車体全体を地面へ押し付けたかのような独特のシルエットを生み出し、“地を這うスタイル”を強烈に演出してくれるのだ。

同じく東京オートサロン2026で発表したJZA80スープラのフルリニューアルエアロ。前後バンパーやワイドフェンダー、ボンネットなどを新設計し、ワイド&ローを強調した迫力のスタイルを実現。フロント50mm、リヤ60mmワイド化に加え、大型ダクト付きボンネットで放熱性と存在感も高めている。

一方で、このスタイルを成立させるには相応の覚悟も必要となる。車高を落とした状態では輪止めや段差との接触リスクが高まり、サーキットではゼブラへのヒットやコースアウト時の破損も避けられない。実際、「BNはカッコいいけど乗りこなす自信がない」という声を耳にすることもある。

だが、それこそがBNスポーツの魅力と言えるだろう。美しい状態を維持できるかどうかは、ドライバーの技量やクルマとの付き合い方次第。言い換えれば、“選ばれた者だけが乗りこなせるエアロ”というわけだ。

もちろん、BNスポーツは見た目だけを追求したブランドではない。ドリフトシーンを熟知するメーカーらしく、実戦での耐久性にも強いこだわりを持つ。厚手のグラスマットを採用し、積層は基本3プライ(一部2プライ)構造。そのため、「接触しても割れて飛び散りにくく、修理しやすい」と長年にわたりドリフトユーザーから高い信頼を獲得してきた。

重量面では多少不利になるものの、ストリートユースにおいて“割れにくさ”は大きな武器となる。その実用性もまた、BNスポーツが長く支持され続ける理由のひとつだ。

レーシングカー然とした機能美とは異なる価値観。しかし、カナードやGTウイングとの相性も抜群で、“改造車らしい改造車”として圧倒的な存在感を放つ。その頑ななまでの様式美は、世界的なJDMブームが加速する今だからこそ、“和”のカスタムスタイルとして改めて新鮮に映るのかもしれない。

⚫︎取材協力:BNスポーツ

「ドリフトの名門は80スープラ&110マークIIで勝負!」BNスポーツが渾身の新作エアロを発表【東京オートサロン2026】

ドリフトで培ったノウハウをフィードバックしたエアロメイクで知られるBNスポーツ。東京オートサロン2026では、JZA80スープラの新作エアロを発表した。高級志向を貫くワイド&ロースタイルは必見! さらに、100系マークIIの中古車価格高騰を受けて、ユーザー層の増加が見込まれる110系マークII用として新たにデザインした前後バンパーとサイドスカート、トランクスポイラーも発表した。

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