フレーム車でもレクサスの統一された走りの味を実現

2025年3月、LXに大きな動きがあった。LXは「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとする、あらゆる道での走行に耐えうる運動性能と、レクサスらしい上質な乗り心地を両立するフラッグシップSUVだ。

エクステリア

その体躯にマッチした巨大なスピンドルグリルなどで押し出し感が強められたレクサスの中でも迫力満点のデザインを採用。「LX700h 」と“EXECUTIVE ”系は、鍛造の22インチホイールが標準装備されている。最小回転半径は6.0m。

そのLXに新開発のパラレルハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を新規設定したほか、特別な装備と内外装色を施した〝OVERTRAIL+〞を追加設定した。「LX700h」は歴代LX初の電動化を実現したもので、〝どこへでも行き、生きて帰って来られる電動車〞を体現する、過酷地対応の新しい3.5ℓ V6ツインターボハイブリッドシステムを搭載している。モータートルクを活かした静かでなめらかな力強い走りは、LXにもよく似合う。シチュエーションに応じてエンジンのみや、モーターのみの走行への切り替えをハイブリッド制御システムが最適にコントロールする。そのおかげで燃費が良い。良いと言ってもこの世界での話だが、実走でも燃費性能を実感できた。また、1500Wまでの給電も可能となっている。

乗降性

走りにおいては、重量増や長くなったパワートレインに合わせた専用のクロスメンバーを新設するなど、GA-Fプラットフォームの改良が加えられているほか、リヤ側エンジンマウントの材質をより耐久性の高いものに変更している。その他のモデルも含め、今回はレクサス統一の走りの味を追求し、フレーム車ならではの要素技術改良を織り込み各部に手が加えられている。剛性向上にもいろいろ取り組み、ラジエターサポートまわりの剛性向上や、ステアリングフィールとリニアな応答性、操縦安定性を向上させるべく、補強部材の形状見直しや、インストルメントパネルリンフォースメント、ステアリング支持剛性向上のためのブラケット追加や既存ブラケット板厚を変更するなどした。

インストルメントパネル

ランドクルーザー300との共通点は多いものの、センターコンソールを中心としてより豪華な設えに。「LX700h」系のシフトレバーは小柄なLX専用形状のエレクトロシフトマチックとなっている。

フレームにボディをマウントするためのキャブマウントクッションについても構造を刷新、フレームとボディがこじる動きをする際の結合剛性を向上させることで、フレーム車特有のブルブルとした低周波の振動を低減し、フレーム車の利点である高い堅牢性やロードノイズ遮音性はそのままに、すっきりとした乗り心地を実現している。さらに、AVSについても突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現したという。ハイブリッドである良さに加えて、「LX700h」の乗り味がとてもなめらかで洗練されているように感じられたのは、これらの新たな改良も効いているに違いない。

居住性

また、多様なユーザーのニーズに応えるべく、レクサスでは現在、「LEXUS OVERTRAIL PROJECT」にもとづく商品ラインナップを充実させており、LXにも〝OVERTRAIL+〞が新たに設定された。

うれしい装備

リヤセンターコンソールのリラックスモードスイッチを押すと助手席が前方へ移動し、後席左側の座面と背もたれの角度が41度に自動調整。電動オットマンを併用すれば足元空間は1000㎜にもおよぶ。
リヤセンターコンソールのモニターから、後席左右のほか助手席も調整可能。下段にはUSB端子や小物入れも備わる。
追加モデル発表     25年3月6日 
月間販売台数       215台(25年6月~11月平均)
WLTCモード燃費     9.3km/ℓ※「LX700h」系  

ラゲッジルーム

同モデルは専用の内外装に加えて、専用にフロント・センター・リヤディファレンシャルロックや、悪路での路面追随性を向上させる扁平率の高い18インチタイヤにマットグレーメタリック塗装のアルミホイールを組み合わせるなど、このクルマならではの装備が与えられている。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.174「2026年 国産新型車のすべて」の再構成です。

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