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今日は何の日?

■5代目レガシィのSTIコンプリートカー、レガシィ2.5GT tS

2010年6月にデビューしたスバル「レガシィB4 2.5GT tS」
スバル「レガシィ・ツーリングワゴン 2.5GT tS」のリアビュー

2010(平成22)年6月8日、スバルグループのSTIが5代目「レガシィ」をベースに、独自のチューニングを施した「レガシィ2.5GT tS」を発表(発売は6月25日)した。このコンプリートカーでは、シャシーやボディを中心にSTIで培われたノウハウが採用された。

初代誕生から進化し続けた4代目レガシィまで

1989年2月にデビューしたスバル初代「レガシィ・セダン」
1989年2月にデビューしたスバル初代「レガシィ・ツーリングワゴン」

1989年2月に誕生したレガシィは、4ドアセダンと5ドアツーリングワゴンの2タイプで構成。注目の水平対向エンジンは、最高出力110psの1.8L SOHCと150psの2.0L DOHC、最強グレードRSに220psを誇る2.0Lターボエンジンの3機種を設定。トランスミッションは、5速MTおよび4速ATで、駆動方式はアクティブスプリット4WD、これにより現在に続くスバルのコア技術であるシンメトリカルAWDの基本が完成した。

2代目(1993年10月~):ハイパワー+4WDの魅力をブラッシュアップ

1993年10月にデビューした2代目「レガシィ・セダン 4WD RS」
1993年10月にデビューした2代目「レガシィ・ツーリングワゴン 4WD GT」

基本的には、キープコンセプトで面構成のスポーティなスタイリングとなった。ボディ剛性や居住性、動力性能の向上など全体的なレベルアップを実現。特に250psの2.0L水平対向ツインターボの追加などで、ハイパワーエンジン+4WDのレガシィの魅力を高めて、人気はピークに達した。

3代目(1998年6月~):全車4WDとなり、セダンにB4のサブネームを付加

1998年6月にデビューした3代目「レガシィ B4 RSK」
1998年6月にデビューした3代目「レガシィ・ツーリングワゴン GT-B」

全車フルタイム4WDに一本化されたほか、セダンに「B4」のサブネームが付けられてよりスポーティなセダンとなった。また、220psの3.0L水平対向6気筒エンジンを搭載した「ランカスター6」が登場して注目を集めた。

4代目(2003年5月~):全車3ナンバーボディとなり、操縦安定性が向上

2003年5月にデビューした4代目「レガシィ B4 2.0GT」
2003年5月にデビューした4代目「レガシィ・ツーリングワゴン 2.0GT」

ボディが全車3ナンバーサイズとなり、更なる低重心化設計と相まって操縦安定性が向上したほか、ボディのワイド化を生かした空力特性の改善が実現された。メカニズムでは、世界初の4輪駆動力自在制御システム“SH-AWD:スーパーハンドリング・オールホイールドライブ”が採用された。

歴代レガシィの系譜図(1~4代目)
歴代レガシィの系譜図(1~4代目)

さらに大きくダイナミックとなった5代目レガシィ

2009年5月にデビューしたスバル5代目「レガシィ」

レガシィは、2009年5月に5代目へとモデルチェンジした。スポーティかつ力強さを強調したスタイリングの5代目は、従来と同様セダンB4とツーリングワゴンおよびアウトバックが設定された。

2009年5月にデビューしたスバル5代目「レガシィ・セダン(B4)」
2009年5月にデビューしたスバル5代目「レガシィ・ツーリングワゴン」

B4は、先代より全高が100mm、全幅は90mm、全高が80mm拡大し、ホイールベースも80mm延長されて、ゆとりある室内空間と広いトランク容量を持つ、3ナンバーサイズの大人のセダンになった。

スバル5代目「レガシィ」に搭載されたエンジン

エンジンは、最高出力170ps/最大トルク23.5kgmを発揮する2.5L NA、285ps/35.7kgmの2.5Lターボの4気筒水平対向に加え、260ps/34.1kgm の3.6L NAの6気筒水平対向が加わった。2.5L NAにはリニアトロニックCVTが、他は5速AT(E-5AT)および6速MTが組み合わされた。

足まわりは、フロントがマクファーソンストラット式で、リアは従来のマルチリンク式から低床タイプのダブルウィッシュボーンに変更。フロントスタビライザーのレイアウトやサイズを変更してロール剛性をアップするなど、スバルらしい走りの追及は忘れていない。

車両価格は、B4が220.5万~320.3万円、ツーリングワゴンが236.3万~336万円、アウトバックが267.8万~370.1万円に設定された。ちなみに、STIコンプリートカー「2.5GT tS」のベースとなった「B4 2.5GT Sパッケージ」は320.25万円、「ツーリングワゴン2.5GT Sパッケージ」は336.0万円(ともにE-5AT仕様)だった。

特別仕様車レガシィ2.5GT tSが限定600台で販売

LEGACY TOURING WAGON 2.5GT tS

2010年6月のこの日に登場した「レガシィ2.5GT tS」は、STIがB4とツーリングワゴンのグレードのひとつである「2.5GT Sパッケージ」をベースにチューニングを施したコンプリートカーであり、誰もが気持ちの良い走りを楽しめるクルマを目指して、主にシャシーとボディがチューンナップされた。

LEGACY B4 2.5GT tS

エクステリアには、STI専用のフロントアンダー&リアスポイラー、スポーツマフラー、18インチアルミホイールを装備してスポーティさをアピール。インテリアについては、大人のスポーツモデルに相応しい専用アルカンターラと本革を組みあわせたシート、本革巻きステアリングホイールなどが採用されて特別感満載だった。

2010年6月にデビューしたスバル「レガシィ・ツーリングワゴン 2.5GT tS」
スバル「レガシィ B4 2.5GT tS」のリアビュー

また足まわりは、専用ビルシュタイン製サスペンションをはじめ、各種のボディ補強パーツで剛性を強化。また、リアサスペンションリンクの内側のブッシュにピロボールを使用して、回頭性の向上が図られた。

車両価格は、402.99万円(B4 2.5GT tS)/418.74万円(ツーリングワゴン2.5GT tS)に設定。トランスミッションは、5速AT(E-5AT)と6速MTが選べたが価格は同額で、ベース車よりも約70万円高に設定。販売は、B4とツーリングワゴン合わせて限定600台で、受注期間は2010年11月7日までだった。

【スバル「レガシィ2.5GT tS」特別専用品 画像ギャラリー】

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レガシィは、2014年10月に6代目にモデルチェンジしたが、この時点でツーリングワゴンは「レヴォーグ」へ引き継がれる形で販売を終了し、レガシィB4とレガシィアウトバックの2構成となった。しかし、B4は2020年6月に国内販売を終え、アウトバックも2025年3月に販売を終えた。これにより、名車レガシィは36年続いた歴史の幕を下ろしたのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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