角目シャリィらしいスタイルを大切に残しながら、ピンクとパープルのアクセントカラーで個性を演出。純正派にもカスタム派にも刺さる絶妙なバランスだ。

純正とカスタム箇所のメリハリが効いた粋な1台

カスタムには大きく分けて2つの種類がある。純正マシンを「骨組み」として捉え、そのスタイルをガラッと変えてしまうものと、純正の良さを活かしつつ、オーナーの好みに合わせるものだ。ここに紹介するシャリィは、もちろん後者の1台。しかも、純正らしさをより大きく残しながら、強い個性や存在感を発揮している点に注目したい。

純正の良さを活かすことをテーマに製作。角目ヘッドライトやレッグシールドを残しながら、70〜80年代テイストを巧みに盛り込んだ。

オーナーはバイク歴1年で、このシャリィが初めての愛車という国光さん。通勤のために購入したそうだ。車両を製作したのは、別で紹介したモンキーRと同じハーレーカスタムショップである。

オンリーワンの存在感を放つカラーコーディネート

カスタムのポイントはカラーリング。グリップやホイールなど、ピンクとパープルがアクセントとして随所に取り入れられている。他にマフラーやクランクケースなど、細かい箇所にもピンクが入っている点にも注目。それでいていやらしさは一切なく、むしろ角目をそのまま残したヘッドライトやCB750Fourを流用したテールランプなどの「70〜80年代テイスト」と相まって、違和感なく収まっている点に脱帽である。

通勤用として購入したシャリィをベースに製作。大きく姿を変えず、細部の作り込みとカラーコーディネートで存在感を高めている。

ワンオフパネルを取り入れたメーター周りやメカメカしいハンドルなど、ポイントを絞った“カスタム感”がマシンの雰囲気を破綻させずに成立しているのも、オーナーとビルダーのハイセンスゆえと言えるだろう。

純正らしさをしっかりと活かしながらも、オンリーワンの存在感を見せつける……見事な1台である。

ディテールチェック

角目シャリィの象徴ともいえる純正ヘッドライトをそのまま活用。カスタム色の強い車両ながら、純正らしさを感じさせる重要なポイントになっている。
排気量は88ccで、キャブレターはPC20を装着。今後のカスタムは足周りを変更し、今以上にシャシーのパフォーマンスアップを検討中だ。
吸気系はPC20キャブレターを採用。ボディカラーとリンクするピンストライプやグラフィックも見どころのひとつだ。
「角度を変えたかった」ため、ハンドルは可変タイプをチョイス。ピンクのグリップとグリップエンドが効果的なアクセントになっている。
デイトナ製スピードメーターとタコメーターを純正メーターケースへインストール。ワンオフパネルによって違和感なく収められている。
マフラーはオーバーレーシング製。ロゴの「Racing」部分にもピンクカラーを採用し、車体各部のアクセントカラーとの統一感を高めている。

撮影したのはこのEVENT!

「第14回モンキーミーティングin多摩」
■開催日:2023年4月23日
■開催地:東京サマーランド 第2駐車場(東京都あきる野市)

こちらの車両はマニアックなモンキーが大量に集う老舗イベント「モンキーミーティング」で撮影。詳細はこちらのWEBをチェック!


【モトチャンプ】