「部品復刻プロジェクト」の第一弾!

1980年に鮮烈なデビューを飾り、2ストロークスポーツブームの火付け役となったヤマハRZ250。その初期型(4L3)用サイドカバー&テールカウルが、ワイズギアから純正復刻パーツとして発売された。
今回の外装パーツは単なる再販ではなく、ヤマハが立ち上げた「部品復刻プロジェクト」の第一弾として開発されたもの。当時のスタイルを忠実に再現しながら、現代の技術を取り入れて新たに作り上げた、メーカーならではのこだわりが詰まった復刻パーツだ。
RZ250復刻サイドカバー&テールカウルセット……8万8000円(税込) 部品番号:4L0-247F0-00
当時の質感やデザインを忠実に再現しつつ、見えない部分には現代の知見で再設計を施したこだわりの外装セット。ニューパールホワイトに塗装済み。グラフィックは貼付済み。



RZ250/RZ350復刻サイドカバー&テールカウルセット(未塗装)……4万4000円(税込) 部品番号:4L0-247F0-10
自由に塗装できる未塗装のサイドカバー&テールカウル復刻部品セット。サイドカバーは黒、テールカバーはベージュの樹脂素材色。 ※注:グラフィックは含まず。



RZ250復刻サイドカバー&テールカウル グラフィックセット……1万6500円(税込) 部品番号:4L0-2477U-00
ニューパールホワイト仕様のグラフィックを、当時の色味を再現しつつ現代の進化した素材を用いて復刻。

ヤマハが誇る伝説の2ストミドルスポーツ、RZ250



1980年(昭和55年)8月、水冷2ストローク並列2気筒エンジン搭載の250スポーツ「RZ250」が衝撃的にデビュー。同車は既存の2スト250ccクラスの常識を打ち破ったともいえる先駆者的なモデル。
前身の2ストマシン「RD250」ではなく、市販レーサー「TZ250」の血統を引き継ぐRZ250は、鋭い加速力、強靭なブレーキ、オンロード車に初採用の高性能なモノクロスサスペンションなど、これまでの2ストモデルにない「走る・止まる・曲がる」を高次元なレベルで実現。
当時の250ccクラス最高峰を誇る最高出力35psのエンジンは、水冷2ストローク並列2気筒ピストンリードバルブ247ccで、走行時の振動を限界まで抑制。ミッションはスポーツモデルならではの6速を採用し、点火方式はCDI。キャブレターはVMΦ26を選択。
前後ホイールは大径の18インチ。ブレーキはフロントがシングルディスク式、リアはドラム式。リアサスペンションは元来モトクロッサーに多用されていたモノクロス型を採用。
国内で発売開始されたRZ250は、生産が追い付かないほどの爆発的な人気を獲得。バイクブームでの超人気カテゴリーとなる2スト250ccスポーツの代表格として一時代を築いた。
レーサーのように低速トルクが細くてピーキー。乗り手を選ぶ暴力的かつ超過激な走り



RZ250は当時「ビギナーが乗るには危険」と言わしめたほど過激な走りを発揮。まるでレーシングマシンのように低速トルクが細く、高回転域でパワーを稼ぐピーキーなエンジン特性のため、低回転域を多用する街中走行では扱いづらく、半クラッチを多用する必要があった。
RZ250のデビューからわずか半年後、「RD350」の名称で欧州にて発売されていたRZ350が突如国内デビュー。当時はバイク雑誌でも前ふりや噂のない、センセーショナルな登場だった。
250も350も発売当時は、あまりにも鋭い加速力と高いポテンシャルから、その性能を十分に引き出すことが難しく、事故につながるケースも増えていった。巷では「これほど高性能なモデルを市販して大丈夫なのか?」という声も聞かれるほど、大きな話題となった。
RZ350は車検あり。一方、RZ250は車検がなく維持費が安いのが特徴。とはいえ当時の車両価格の差は、わずか3万5000円(250は35万4000円、350は38万9000円)。なお最高出力は250が35ps、350が45ps。どちらも中型二輪限定免許(現在の普通二輪免許)で乗車OK。
“ナナハンキラー(当時の国内最高峰だった750ccモデルよりも速いの意味)”と呼ばれた350の魅力は、ナナハン=試験場でしか取得できない限定解除(現在の大型二輪免許)に憧れる中型二輪限定免許所持者にはとてつもなく大きく、当時は予約待ちしていたRZ250を急遽キャンセルし、RZ350を予約し直す者も多数。
250を買ったばかりのユーザーが「もう少し待てばよかった」と落ち込んだり、買ったばかりのRZ250を即売却してRZ350を購入するなんて話も珍しくなかった。
そんなRZ250やRZ350も、カワサキZ系やホンダCB系、スズキ刀などと並び、今や超お宝絶版モデルの仲間入り。程度の良い個体は300万円前後(2026年8月現在)で取り引きされている。

部品復刻プロジェクト – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社
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