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世界中のスバリストが認めるカルチャー「SUBIE」スバル愛のすべてがここに!

SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT
スバル・ヴィジブアドレナリンコンセプト

2019年スイスのジュネーブで開催された「第89回ジュネーブ国際モーターショー」にて世界初公開となったのがこの「ヴィジブ アドレナリンコンセプト」。これが約7年前ということで、いま見れば完全に2022年に登場した現行のGU系クロストレックのコンセプトデザインになっているのがわかる。こうして数年前のコンセプトカーを見ることで、時代の流れが見えてくるのも楽しい。

もちろんこのアドレナリンはコンセプトカーとなるので、細かい部分に違いはあるものの、ヘッドラインやバンパー形状、フェンダーにつながるラインなどはまさにクロストレック。それはリアセクションでもリアバンパーのラインなども似ていて、当時のコンセプトがしっかりと現在に繋がっているのがわかるはずだ。

ここでは2019年に「スバルスタイルVOL.2」で掲載された記事をプレイバック。当時、どんな背景でこのアドレナリンが開発されていたのかを見てみよう。

現行クロストレックにしっかりと繋がったコンセプトカー

欧州市場の中でスバル人気が高いのはスイスである。山岳地で積雪も多いことから古くから信頼性とAWD性能が高く評価されている。そんな背景もあり、おひざ元で行なわれるジュネーブショーでは力が入る印象だ。

2019年の目玉はヴィジヴ・アドレナリンコンセプト。ヴィジヴはスバルの未来像を表現するモデルに冠されるネーミングで「Visionovation(革新のための未来像)」と言う意味を表す造語。2013年に登場したヴィジヴ・コンセプトはまだ明確な方向性を示していなかったが、2014年に登場したヴィジヴ2コンセプト以降のモデルは、現在のスバルデザインを方向づけるキーワード「ダイナミック&ソリッド」をアピールするモデルとなっている。

このアドレナリン、一見するとSUVクーペのようなイメージ。公式リリースを見ると「ボールダーの考えの下でデザインされた初のコンセプトカー」、「アクティブマインドを持つ人が『大自然の中を想いのまま走り廻りたい』と言う気持ちを駆り立てる、新しいスポーツヴィークルを表現」とある。そもそも「ボールダー」とは何か? スバルのデザイン本部長である石井守氏に聞いてみた。

「ボールダーとは『大胆に』と言う形容詞になります。スバルのデザイン言語『ダイナミック&ソリッド』の次の展開を考えた時、スバルらしさを感じながらも『これを使って遊び倒せる』と言うような非日常のイメージを付加したいと考えました」。

確かに既存車(2019年当時)は真面目なモデルが多く、その殻を破ろう……と言うことなのだろう。前後はオーバーハングが切り詰められ、立体的なクラッディング、ウエッジシェイプ、3ドアのようなリアドア処理、どこでも走れそうな力強さを感じる足元など、XVやフォレスターと共通イメージを持ちながらも、どこかワクワクできるような要素が隠されているのがわかるだろう。

今回はエクステリアのみのお披露目でインテリアは未公開。ただし、こちらもボールダーを目標にデザイン提案を行なっている最中とのこと。スバル車のインテリアは5代目インプレッサ以降、デザイン/質感共にレベルアップしているものの、面白みに欠けるのも事実なので期待したい。ただ、我々が気になるのは「このクルマは未来の何なのか?」だろう。これまでのヴィジヴシリーズは量産車を期待させる要素が盛り込まれていたはず。

「このモデルは、『スバルは今後この方向に向かう』と言う意志を形にしたモデルで、カテゴリーやモデルに囚われずに素直にデザインを行なったモデルになります。このデザインは間違いなく今後の市販車に活かされます」と、開発陣は語る。

その証拠にメカニズムはパワートレインを含めて何も公表されていない。ただ、パワートレインは現在開発中の次世代ダウンサイジングターボもしくはe-BOXER、シャシーはSGP(スバルグローバルプラットフォーム)の進化版なのは間違いだろう。

このクルマを見たファンたちの反応を見てみると「早く市販版を!!」「このままの姿で発売を!!」と肯定的な意見が多かった。ちなみにスバルの新中長期経営ビジョン「STEP」の将来の商品計画の中に「既存のラインアップとは異なるグローバルSUVの投入を計画」とあるが、もしかしてそれは、このアドレナリンなのだろうか!?

アドレナリンのデザインはクロストレックだけではなく、BEV車のソルテラなどにも継承されているようにみえる。特にフェンダーまわりのデザインなどはそのわかりやすいポイント。

●現行クロストレック(GU系)

※2019年スバルスタイルVOL.2より

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