三菱自動車の人気軽SUVだった『パジェロミニ』が約15年ぶりに復活するとの情報が日本の自動車業界で注目を集めているようだ。これは三菱がパジェロ復活をアナウンスしたリリースの中で「“パジェロ”シリーズ復活」と表現されていた事が発端のようで、この「シリーズ」には小型車版の『パジェロジュニア』および『パジェロイオ』、軽自動車版の『パジェロミニ』があったことから、復活の話が浮上しているようだ。現在のところ『パジェロミニ』復活だけが有力視されている模様で、これについては、2027年内にも発売される可能性が高まっていると伝えられている。

パジェロミニ

初代パジェロミニは、当時絶大な人気を誇った『パジェロ』の勢いに乗り、1994年に登場した軽自動車だ。1998年には2代目が導入されたが、惜しまれつつも2012年6月に生産終了となった。それから約15年、ついに後継モデルが投入される見込みだという。

三菱 パジェロミニ 次期型 予想CG

噂によれば、この後継モデルは日産と三菱の共同会社である『NMKV』が開発を担当し、日産 デイズや三菱 eKワゴンの次期型と新世代プラットフォームを共有するという。モノコックボディを採用しながらもクロカンテイストが色濃く取り入れられ、4輪制御技術を搭載することで高い悪路走破性を実現するものとみられている。

ハイライトは、実用性を高めた5ドアボディの採用や、日産“プロパイロット”の三菱版となる“MI-PILOT(マイパイロット)”の搭載。最新世代の運転支援システムや安全装備を備えることで、商品力の大幅な向上が期待されるという。

エクステリアには、ブランドアイデンティティである“ダイナミックシールド”を取り入れた新世代デザインが採用されるものと予想されている。フロントエンドには、シンプルながらも力強さを表現する3段構成の大型グリルが配置され、グリルバーは下部に組み込まれる。サイドビューでは厚みのあるフェンダーと大径タイヤハウスが採用され、本格4WDらしい存在感を演出する予定だという。

ボディサイズは5ドア化されるものの、軽自動車規格の上限を最大限活用したフルサイズボディとなる見込みだ。キャビン内には大型化されたインフォテインメントディスプレイを搭載し、スマートフォン連携機能も強化されるだろう。質感の向上によって、従来以上に上級感のある室内空間が実現されるものとみられる。ここまでの情報で、ひとまず予想CGを作成した。

パワートレインには、日産と三菱が共同開発した軽自動車向け新世代“BR06”エンジンの搭載が見込まれている。ラインアップは、マイルドハイブリッド技術を組み合わせた自然吸気660cc直列3気筒エンジンと、最高出力64ps前後を発揮する660cc直列3気筒ターボエンジンが有力視されているという。また、先代モデルの実燃費は11km/L前後とされていたが、今回の後継モデルではその倍以上の燃費性能を視野に開発が進められているという。

パジェロミニは日本の軽自動車規格なので日本専売と見られるが、ワールドプレミアは2027年内と予想され、価格はエントリーグレードで170万~180万円程度になるものとみられる。

この件に関して、現時点で三菱自動車から公式発表はない。しかし、優れた悪路走破性とアウトドア性能を備え、最新技術をまとって市場へ復帰すれば、軽クロカン市場の王者であるスズキのジムニーを脅かす存在となる可能性は十分に秘めていると言えるかもしれない。