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Porsche Cayenne /Porsche Macan

ラグジュアリーSUVの先駆者、初代カイエン

初代カイエンのエクステリア
初代カイエンのエクステリア

ポルシェ初のSUVとして2002年にデビューした「カイエン」は、フォルクスワーゲン「トゥアレグ」、後に登場したアウディ「Q7」と同じ「PL71」プラットフォームがベースだ。とくに初代のインパクトは大きく、登場以来高級SUVブームの牽引役を担ってきた。

初代登場時のスペック(公称)は、全長4782mm×全幅1928mm×全高1699mm(カイエンS)。パワートレインは、4.5リッター V8を積む340PSの「カイエンS」、450PSを誇る4.5リッター V8ツインターボの「カイエンターボ」が用意された。その後、2003年に3.2リッター V6を積む250PSのベーシックな「カイエン」が追加された。

初代カイエンのリヤビュー
初代カイエンのリヤビュー

初代は、2015年くらいから2020年頃まで数百台規模の流通量となっていたが、最近は街中でも中古車販売店などでもめっきり姿を見なくなった。2026年6月時点で50〜70台程度となっている。中古車平均価格は、100万〜110万円前後で推移している。

初代カイエンはとにかくコンディション次第

初代カイエンのイメージ
初代カイエンのイメージ

走行距離別では、10万〜15万kmが最も多く、5万〜7万km、7万〜9万kmと続いている。パワートレインによる中古車価格の明確な差は見出しにくく、コンディションによる値付けがされている印象だ。

初代カイエンの走り
初代カイエンの走り

平均価格からも分かるように100万円以下でも手が届くが、プロペラシャフトのトラブル、冷却水漏れ、エアサスペンションの故障などが定番で、ほかにもエンジンオイル漏れや電装系のトラブルなど、デビューから間もなく四半世紀が経つだけに、前期の「955」型よりも後期の「957」型であること、すでに対策済みか整備履歴がしっかりしていることなどリスクを織り込む必要は相当あるだろう。だがクルマ好きで、維持費を理解できているのであれば、エポックメイキングなモデルだけに狙ってもいいかもしれない。

カイエンの大本命は2代目

2代目カイエンの走り
2代目カイエンの走り

2010年に上陸した2代目の中古車流通量は、150〜170台前後で平均価格は230万〜280万円程度。年式別のボリュームゾーンは、登場時の2010〜2012年式で、2014年式までの前期型が60〜65%程度を占めている。

2代目カイエンのリヤビュー
2代目カイエンのリヤビュー

走行距離別では7万〜9万km、5万〜7万km、10万〜15万kmの順で続いていて、年代的に新しいだけに初代よりも走行距離が短い個体が中心となっている。パワートレイン別では3.6リッター V6を積む「カイエン」が最も多く、4.8リッター V8の「カイエンS」、同ターボの「カイエンターボ」が続く。「カイエンGTS」も4.8リッター V8を積むが数はそれほど多くはない。3.0リッターV6とモーターを組み合わせる「カイエンS E-ハイブリッド」や「プラチナエディション」系も散見される。

2代目カイエンは500万円以下でも手に入る

2代目カイエンのインパネ
2代目カイエンのインパネ

2代目カイエンは、走行距離5万km以下で400万円以下も狙える。3.6リッターが中心だが、4.8リッター搭載車も流通している。排気量も気になるだろうが、まずはコンディション重視で探したい。さらに500万円まで出せれば走行距離も含めてより良好な個体に出会えるだろう。ただし、整備済み、整備履歴が充実している物件を狙うのはマストだ。なお、500万円以下でも2018年デビューの3代目も2.9リッターの「カイエンS」、3.0リッターの「カイエン」を中心にわずかに流通しているが、同予算内だとこれから流通量が増えていくと思われる。

取り回ししやすいサイズで大ブレイクした初代マカン

初代マカンSの走り
初代マカンSの走り

2014年デビューの初代マカンは、フォルクスワーゲングループの「MLB」プラットフォームをベースとしたDセグメントSUVとしてリリースされた。初代のボディサイズは、全長4680mm×全幅1925mm×全高1625mm。

2010年に登場していた2代目カイエンは、全長4845mm×全幅1940mm×全高1710mmと初代カイエンよりもひとまわり程度大きくなっていることもあり、日本の道路事情によりマッチするマカンの登場は、ポルシェSUVを狙う層にとっては朗報だった。

予算500万円だとマカン、マカンSが中心

初代マカン(ターボ)のリヤビュー
初代マカン(ターボ)のリヤビュー

初代マカンの中古車流通量は470〜530台程度、平均価格は500万〜550万円となっている。2014〜2018年の前期型・中期型であれば500万円以下でも十分に狙える。年式別では、2015年式が最大のボリュームゾーンで2016年式が続く。2017年式と2023年式がほとんど変わらない程度に流通していて、2017年式は450万円以下が最も多く、2023年式はすべてが680万円以上となっている。

初代マカンのインパネ(ターボ)
初代マカンのインパネ(ターボ)

予算500万円以下で初代マカンを狙うのなら2.0リッター直列4気筒ターボの「マカン」、3.0リッター V6ターボを積む「マカンS」が中心だ。選択肢は少ないものの、3.0リッターディーゼルの「マカンSディーゼル」も買える。初代マカンであれば、走行距離9万〜10km超で200万円以下の物件も散見されるが、リスクはかなり高いはずで地雷を踏むことになるかもしれない……。

初代マカンの注意点

マカンGTSのエクステリア
マカンGTSのエクステリア

初代マカンの注意点は、7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)であるPDKのオイル未交換、冷却水やオイル漏れ、エアサスペンションのトラブルなどがある。ディーゼルであればEGRの煤詰まりも要注意。いずれにしてもコンディション重視、整備履歴が確かな個体を狙うのが鉄則だろう。なお、電動化された2代目マカンは、予算500万円ではまったく手が届かないため除外した。

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