LEXUS IS
2026年1月にビッグマイナーチェンジ

Dセグメントのスポーツセダンである「レクサス IS」は、欧州勢、中でも「BMW 3シリーズ」をベンチマークとして開発されてきた。2013年5月に登場した現行型の3代目は、一部改良とマイナーチェンジを繰り返してきたが、2026年1月にも3度目のビッグマイナーチェンジを敢行し、インパネまわりを大幅に刷新している。今回の撮影車両は、最もスポーティな「IS300h“F SPORT”」で車両本体価格は635万円。

装着オプションは、“F SPORT”レッドブレーキキャリパー(フロントLEXUSロゴ)、三眼フルLEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプ、“マークレビンソン”プレミアムサウンドシステム、寒冷地仕様(LEDリヤフォグランプ、ヘッドランプクリーナー、ウインドシールドデアイサーなど)、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/ラゲッジルーム内)&外部給電アタッチメントで、オプショントータルの価格は47万800円。オプション込み価格の車両価格は682万800円であった。
インパネの変更はフルモデルチェンジ級!?
最新のビッグマイナーチェンジにおけるコクピットまわりの変更は、インパネとセンターコンソール、メーター、フロントドアトリムに及んでいて、眼前に広がる景色はもはや別モノだ。ユーザーインターフェイス(UI)、ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)も含めてフルモデルチェンジ級の大幅変更となっている。

具体的には、全車センターディスプレイが12.3インチタッチパネルディスプレイに統一され、メーターパネルも12.3インチフル液晶メーターに変更された。さらに、オーナメントパネルのコンソール上面とスタートスイッチベゼルに、新開発の「Forged bamboo」が設定され、日本製スポーツセダンらしい雰囲気も醸し出している。そのほか、“F SPORT”のインテリアカラーに新色の「PROMINENCE(プロミネンス)」が設定されている。

パワースターターは、ステアリング左奥、センターディスプレイ右下に用意されている。運転席から少しブラインドになるが、慣れれば問題はない。
エアコンパネルも一新

黒と赤のコーディネイトが眼を惹くインパネで新しさを感じさせるのは、先述した12.3インチタッチパネルディスプレイだ。ビッグマイナーチェンジ前まで鎮座していたアナログ時計が廃止され、トレンドである大型ワイドディスプレイ化が図られている。これにより一気に先進的になり、視認性が大幅に向上。その下にハザードスイッチが配置されている。

インパネ中央部にデジタル表示部とトグルスイッチからなるエアコンパネルを配し、さらにその下にUSB-Cポートを2つ用意している。さらにその下、センターコンソール最前部にQi(チー)規格のワイヤレスチャージを配置し、スマホの充電やスマホ連携が可能になっている。「Apple CarPlay」は、無線、有線で接続が可能で、地図や音楽アプリなどを使用できる。「Android Auto」は有線接続になり、こちらも地図や音楽などのスマホアプリの使用に対応。
視認性、操作性が向上した12.3インチタッチパネルディスプレイ

12.3インチタッチパネルディスプレイは、レクサス最新のUIが採用されている。スワイプ、ピンチイン/アウト、画面下部のショートカットバーなど、RXやNX、LBXなど、ほかのレクサス車と統一された。

シフトレバーは、レクサスでも最近増えている電子シフトではなく、ジグザグにシフトを動かすゲート式を継続採用している。シフトレバーの左隣には、ダイヤルで操作する走行モード(Eco/Normal/Sport S/Sport S+/Custom)を用意。「Sport S」と「Sport S+」、「Custom」は“F SPORT”専用(“version L”にオプション設定)となる。さらに、ダイヤルの下には、「EV MODE」、「SNOW」モードを別途配置している。

シフトレバー下、ドリンクホルダーの横に運転席と助手席用のシートヒーター/シートベンチレータースイッチ、ステアリングヒーターのほか、音量用ダイヤルを用意している。

ステアリングスイッチの配置、操作系はトヨタ系お馴染み

ステアリングスイッチは、右側に先進安全装備(ADAS)系を配置。アダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシストなど操作、設定が可能で、ステアリングスイッチ右側にオーディオソース切替スイッチも用意する。パドルシフトは、右がプラス、左がマイナスのオーソドックスな固定式になる。

左側には、オーディオやカスタム(ナビの自宅設定、オーディオソース切替、エアコンのクイック操作)、ハンズフリー通話、メーター切替用スイッチなどを配置する。

ウインカーは、左右ともに途中まで動かすと5回点滅するワンフラッシャー式。ライトスイッチは、ウインカーの先端にあり、オートにすると周囲が明るい場合はデイライトや、暗い場合はヘッドランプとスモールランプが点灯する。ランプ消し忘れ機能やオートレベリング機能などももちろん搭載。ワイパーもオーソドックスで、雨滴感知式のオート機能付き。
メーターパネルも一新

メーターパネルの手前にドライバーモニタリングシステム用のカメラが配置され、メーター表示は、エネルギーフローや走行支援、燃費、走行情報、ナビ案内、オーディオ情報などのほか、「SPORT S+」ではインジケーター表示になる。

ドアミラーの格納、展開は運転席ドアトリムにあるスイッチで操作。マニュアル、オート(エンジンスタータースイッチやリモコンキーに連動)に対応するオーソドックスな設計となっている。

エアコンパネルも走行モードもシートヒーター系や音量用ダイヤルもハード(物理)スイッチ系となっていて、操作性も良好そのものだ。コストなどの開発上の事情は置いておいて、もっとハードスイッチを減らすこともできるだろう。古く感じるか、スポーツセダンということで好意的に受け止めるかは人により異なるだろうが、スイッチ類の視認性も操作性も良好そのものだ。

