
100系らしい都会派スタイルを、20年以上かけて育て上げた一台
平成14年式の100系ランクルを、3年落ちで購入してから約20年。オーナー・まっくんさんは、新型ランドクルーザー200、300が登場しても乗り換えることなく、この100系を大切に乗り続けてきた。
もともとは80系ランクルのオーナーだったが、ライフスタイルの変化もあって泣く泣く手放し、その後に迎え入れたのが現在の100系だった。
「やっぱり100系のデザインが一番しっくりくるんですよ」。
その一言に、20年以上乗り続けてきた理由が詰まっていた。
ベースとなるVXリミテッド Gセレクションは、シートヒーター付きパワーシートやオプティトロンメーターに加え、AHC(アクティブ・ハイト・コントロール)やスカイフックTEMSを備えた当時の最上級グレード。高級SUVとしての快適性と、ランドクルーザーらしい本格4WD性能を高いレベルで両立していたモデルだ。
そんな100系を現代のオーバーランドスタイルではなく、「当時のストリートスタイル」をイメージして仕上げている。
象徴的なのが足元。装着するのはワークのLSにBFグッドリッチ K02という組み合わせ。純正車高を活かしたローフォルムに、大径オールテレーンタイヤを合わせるスタイルは、2000年代前半に人気を集めたランクルカスタムを思い出させる。
「オフロードを意識しつつも、街でカッコよく乗れるスタイルが好きなんです」。
もちろん、本格的な悪路走行への憧れもある。実はマッドテレーンタイヤも所有しており、「本格的に走るならボディリフトもやりたい」と笑う。しかし現実には奥様の理解も必要。「そこまではなかなか……」と笑顔を見せる。
エクステリアも細部までこだわり抜かれている。ベースは中期モデルだが、フロントグリルは後期純正へ変更し、ヘッドライトとテールランプにはDEPO製の後期仕様を装着。後期フェイス化には細かな加工も必要になるが、違和感なく仕上げられている。
ルーフキャリアやJAOS製リアラダーも、実は中古品を探し続けて手に入れたもの。100系用パーツは年々流通量が減っているだけに、「欲しいと思ってもなかなか見つからない」と話す。それでもヤフオクなどを活用しながら、気に入ったデザインや当時らしい雰囲気を持つパーツを少しずつ集めてきた。
「最新のゴツいオーバーランド仕様もカッコいいけど、自分はこの頃の雰囲気が好きなんです」。
新しいスタイルを追いかけるのではなく、自分が憧れた時代のランクルを大切に育て続ける。その姿勢こそが、この100系最大の魅力なのかもしれない。流行が移り変わっても色褪せない”当時感”は、会場でもひときわ存在感を放っていた。








主要SPEC⚫️WHEEL:ワーク・LS(18×9.5)⚫️TIRE:BFグッドリッチ T/A K02(285/60)⚫️EXTERIOR:グリル=後期純正、ヘッドライト/テールランプ=DEPO(後期用)、マッドガード/リアラダー=ジャオス 他
【LAND CRUISER FES JAPAN 2026】
開催日:2026年6月14日(日)
開催場所:富士スピードウェイ
PHOTO:秋元栄二郎


