オリジナルのデザインを尊重しつつ、統一感のあるスタイルに
大阪オートメッセに展示されていたこともある、こちらのヴェルファイア。オーナーは、過去10系アルファード乗りとして、ドレコンでも注目を集めていた、知る人ぞ知る人物でもある。取材当時に「実は、10系を降りたあと、しばらくクルマから離れていたんです。でも、やり残したことがあって、次のクルマをどうしようか、アマプリ工房で相談していたときに勧められたのがヴェルファイアだったんです」と、語っていた。
アマプリ工房といえば、LED加工のスペシャリストであると同時に、自身の50系プリウスでも激しい加工ワザでインパクト抜群のフォルムを作り上げたことで有名。同じ10系アルファード乗りだった頃からの付き合いで、LD加工について、過去に当車のオーナーも取り組んでいたことから意気投合した仲でもある。その信頼のおける仲間からの勧めということもあり、迷うことなく30系ヴェルファイアを選択した。
はじめは、いわゆる純ベタ仕様。ユニバーサルエアーのハイブリッドシステムを組みベタベタにローダウン。もはや純正フロントバンパーが着地するほどの低さだったという。そんな中、冒頭の大阪オートメッセ出展という話が持ち上がる。当時は30系のマイナーチェンジ前だったが、後期型が出るという噂もあり、後期に負けないインパクトを表現しようと、〝あえて昔っぽく、ドレスアップ感を出す〟をコンセプトに、この1台を作り上げたのだ。

フロントとサイドはシックスセンス・ジュール。リアバンパーは、ブラックパールコンプリート・ギャラクシー。そしてボンネットとリアコーナーパネルがロェン、リアウイングにアフェクション。4つのブランドを組み合わせた、いわゆるミックスエアロが、このヴェルファイアを形成するベース。通常、これだけのブランドを組み合わせると、どこかでバランスを崩してしまいそうなものだが、うまく調和が取れているのは、まさしくオーナーのセンスの現れだ。
ポイントは、全体的に取り入れられている〝コの字ダクト〟のデザイン。もともとシックスセンスのフロントバンパーに取り入れられていたデザインで、それをボンネットやサイドパネル、リアバンパーサイドなど、各部に導入。場所によって、ダクトとデザインを使い分けているが、同じ意匠が全体にあることで、統一感のあるフォルムを作り上げた。それでいて、それぞれのメーカーの元のデザインを崩していないのも、オーナーのうまさ。ベースにしたエアロのデザインを尊重し、その魅力をうまく引き出す加工こそ、最大の見せ場といえるだろう。


ダクト風デザインを随所に追加!


全体に鋭さやスピード感を演出するため、ロェンのボンネットは両サイドにダクト風のアレンジをプラス。シャープなフェイスを生み出すバッドフェイス化も注目ポイント。ドアミラーは純正をベースに2連ダクト加工。「純正を加工したのですが、裏側にスペースがなくて苦労しました」。
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SPECIFICATIONS
●ホイール:ワーク・グノーシス GR205特注カラー(20×F9.0、R9.5) ●タイヤ:ニットー・ネオテクジェン(F225/30-20、R235/30-20) ●エクステリア:F/S=シックスセンス加工、R=ブラックパールコンプリート加工、ボンネット=ロェン加工、ウイング=アフェクション、テールレンズ=クリスタルアイ、各部LED加工 ●インテリア:シートカバー=クラッツィオ、ステアリング=レアル特注、インパネ=塗装 ●チューニング:エアサス=ユニバーサルエアー、マフラー/フロントロアアームブロック=シックスセンス、リアダンパーストロークアップキット=ティーディメンド ●オーディオ:ヘッドユニット=カロッツェリア、スピーカー=グラデン、アンプ=モスコニ ほか
※本記事は『STYLE WAGON』の記事を再編集したものです。
