

2026年7月の第3土曜日に、それまでの『No.24 三菱 デリカミニ』に代わる新車として登場したのが『No.24 キャンピングカー』です。
キャンピングカーとは、宿泊や長期間の旅行を快適に行なえるよう、ベッドやテーブル、収納スペースなどの居住・宿泊設備を備えた車両の総称です。モデルによってはシンクや冷蔵庫、給排水タンク、サブバッテリー、外部電源、FFヒーター、家庭用エアコンなどを備え、まるで小さな家のような快適性を実現しているものもあります。日本では車検証上“特種用途自動車(8ナンバー)”として登録されるケースが多いものの、近年では普通乗用車や商用車をベースに、3ナンバーや5ナンバーのままキャンピング仕様とした車両も増えています。


キャンピングカーは、ホテルや旅館などを利用せずに自由な場所で宿泊しながら旅を楽しめることが大きな魅力です。時間に縛られずに移動できるほか、荷物を積んだまま各地を巡れるため、長距離旅行やアウトドア、スポーツ、ペットとの旅行など幅広い用途で活用されています。また、近年はレンタルキャンピングカーも普及しており、購入前のお試しや旅行だけで利用する人も少なくありません。
さて、一口にキャンピングカーといっても、その種類はさまざまで、外観や大きさだけでなく、ベースとなる車両や居住性、使い勝手にも大きな違いがあります。基本的にはベースとなる車種や架装方法によって、次のようにいくつかのカテゴリーに分けられています。それぞれ特徴や得意とする使い方が異なります。
1:キャブコン(キャブコンバージョンの略)
キャブコンは、最も「キャンピングカーらしい」外観を持つタイプです。トラックの運転席部分だけを利用し、その後方に居住スペースを新たに架装して製作されるため、広い室内空間を確保できるのが特徴です。常設ベッドやダイネット、水回り設備などを余裕をもって配置できることから、ファミリーでの旅行や長期滞在にも適しています。
現在のキャブコンの多くは、キャンピングカー専用として開発されたシャシーを持つトラックをベースとしています。今回の『トミカ』の『No.24 キャンピングカー』も、このキャブコン・タイプの車両です。
2:バンコン(バンコンバージョンの略)
バンコンは、商用バンの車体をそのまま活用し、内装をキャンピングカー仕様へ改装したタイプの車両です。外観は一般的なバンと大きく変わらないため、普段使いもしやすく、日常生活とレジャーを一台で兼ねたい人から高い人気を集めています。車高が比較的低いため高速道路での安定性にも優れ、立体駐車場を利用できるモデルもあります。
日本での代表的なベース車はトヨタ ハイエースで、バンコン市場の中心的存在となっています。そのほか、日産 キャラバンやバネットバン、トヨタ タウンエースバンなどをベースとした車両も人気があります。
3:バスコン(バスコンバージョンの略)
バスコンはマイクロバスをベースに製作される比較的大型のキャンピングカーです。室内は非常に広く、ベッドルームやシャワールーム、大型キッチンなどを備えるモデルもあり、長期間の旅行や長期滞在を快適に過ごせることが特徴です。一方で、車体が大きいため運転には慣れが必要で、保管場所にもある程度のスペースが求められます。車種もトヨタ コースターや三菱ふそう ローザなどに限定されますが、個人で本格的な観光バスを改造している例も見られます。
4:トラキャン(トラックキャンパーの略)
トラキャンは、ピックアップトラックの荷台に居住ユニットを搭載するタイプです。一見するとキャブコンのように見えますが、居住ユニットを取り外せるモデルも多く、普段はトラックとして使用し、旅行時だけキャンピングカーとして利用できるのが特徴であり、キャブコンとの違いです。悪路走破性にも優れ、アウトドアやオフロード走行を楽しみたいユーザーから支持を集めています。
5:軽キャンパー
軽キャンパーは軽自動車をベースとしたキャンピングカーで、コンパクトな車体と維持費の安さが魅力です。同じ軽自動車でも軽トラックをベースにするか、軽バンをベースにするかでキャブコン、バンコン、トラキャンに分類されますが、軽自動車をベースにしたものはひとくくりとされるようです。軽キャンパーは室内空間は限られるものの、一人旅や夫婦での車中泊には十分な広さを確保しているモデルも多く、日本の狭い道路や市街地でも運転しやすいことから人気が高まっています。スズキ エブリイ、ダイハツ ハイゼットカーゴ、ホンダ N-VAN、三菱 ミニキャブバンなど様々な車種が用いられています。
キャンピングカーは、このように見た目だけではなく、ベース車や架装方法によって性能や使い勝手が大きく異なります。
先にも書いた通り、今回の『トミカ』の『No.24 キャンピングカー』は、トラックをベースにしたキャブコンをモデルとしています。トラック部分は特にモデル車両の無い『トミカ』のオリジナル・デザインの物で、日本の一般的な小型トラックをイメージしたものとなっています。アウトドア・イメージを一段と高めるバンパーガードがフロントに増設されているのも、ノーマルのトラック・モデルと異なるこのモデルならではのポイントでしょう。居住部分のドアを後方寄りに設置する「リヤエントランス」が2026年のキャブコンのトレンドですが、この『No.24 キャンピングカー』では前方寄りとなっています。

『No.24 キャンピングカー』は、居住スペースのドアが開閉できたり、サイドタープの展開・収納ができたり、後部の自転車を積み下ろしできたりと、遊びの幅が大変広くなっています。あなたのコレクションにもぜひ加えてみてはいかがでしょうか?
■NTB(日本特殊ボディー) SAKURA Special Edition 主要諸元(『トミカ』のモデル車両ではありません)
全長×全幅×全高(mm):5230×2030×3050
車両総重量: 4225kg
エンジン: 4JZ1-TCS型直列4気筒直噴式ディーゼル
排気量(cc): 2999
最高出力: 110kW(150ps)
最大トルク:375Nm(38.2kgm)
トランスミッション:9速AT(ISIM)
サスペンション(前/後):ストラット/リーフリジッド
ブレーキ(前後): ディスク
タイヤ:(前後): 205/75R16 (113/111N LT)(後輪ダブルタイヤ)
■毎月第3土曜日はトミカの日!

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2026年7月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.24 三菱 デリカミニ』に代わって『No.24 キャンピングカー』が登場します。また、それまでの『No.52 トヨタ GRカローラ』に代わって『No.52 ミニクーパー SE カントリーマン All4』が登場します。なお、『No.52 ミニクーパー SE カントリーマン All4』には、初回のみの特別仕様(特別色)もあります。





















