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今日は何の日?■NV200のロンドンタクシーを公開

2012(平成24)年8月6日、日産自動車は「NV200ロンドンタクシー」を公開した。NVタクシーは、前年の2011年にニューヨークのイエローキャブに選定され、その流れでロンドンタクシーへの進出を図るものである。ガソリン車だったイエローキャブ用とは異なり、ロンドンタクシー用にはディーゼル車と電気自動車EVが設定された。
ロンドンタクシーのベースとなったNV200バネットとe-NV200


「NV200ロンドンタクシー」のベースは、2009年5月に発売された「NV200バネット」であり、1980年に誕生した小型商用車「ダットサン・バネット」の5代目に相当する。従来の地味な商用車を打破すべく、ビジネスはもちろん、デイリーユースやレジャーにまで幅広く使えることを目指して開発された。
スポーティな2ボックススタイルで、サイズはセレナよりひと回り小さいが、商用車らしく全高は高い。室内は、ウエストラインが低く、開放的な横基調と縦基調のシンプルなインパネのデザインを採用。バン(2人/5人乗員)と乗用車系ワゴン(7人乗員)の2タイプが設定された。パワートレーンは最高出力109ps/最大トルク15.5kgmの1.6L 直4 DOHCエンジンと4速ATおよび5速MTの組み合わせで、駆動方式はFFである。

またロンドンタクシー用EVのベースとなったのは、2014年10月に日本で発売された商用車EV「e-NV200」である。駆動モーターやリチウムイオン電池、制御モジュールは基本的にすべて「リーフ」と共通だが、商用車であることから力強さを発揮するため、減速比はリーフよりも大きく設定された。
またリチウムイオン電池も、電圧360Vで容量240kWhとスペックはリーフと同じだが、ガソリン車と同等の荷室スペースを確保するため、モジュールの配列を工夫。航続距離は、JC08モードで185km~190km、最高速は120km/hという性能が実現された。
まず2013年からニューヨークでNV200タクシーが運用開始

NV200タクシーは、まず米国ニューヨークのイエローキャブに採用され、2013年10月末から運用が始まり、2015年には東京都内でも走り始めた。
イエローキャブの主要な仕様は以下の通りだが、ニューヨークのタクシーは年間累計で5億マイル(8億km)の走行距離に達するので、特に耐久信頼性については万全な形で仕立てられた。
・低排ガスと低燃費を両立させた2.0L 直4エンジン
・4名の乗客と荷物のための十分な室内空間
・乗り降りを容易にするスライドドア、乗降用の補助ステップと手すり
・乗る人を開放的な気分にさせるパノラミックルーフ(シェード付き)
・乗客用の電源コンセント(12V)と2つのUSBプラグ
・運転席・助手席サイドエアバッグ付SRSエアバッグシステムおよび前席・後席SRSカーテンエアバッグ
・トラクションコントロール(TCS)とビークルダイナミクスコントロール(VDC)
ロンドンで実証試験予定だったNV200ロンドンタクシー

2012年8月のこの日に発表された「NV200ロンドンタクシー」は、翌2014年に実証試験を開始する予定だった。「NV200(日本名:「NV200バネット」)」をベースとして、イエローキャブ用と大部分は同じだが、大きく異なるのはエンジンがガソリンからディーゼルに代わっている点と、EVが加わっていることだ。

イエローキャブ用のNV200のエンジンは、最出力129ps/最大トルク19.2kgmの2.0L 直4 DOHCエンジンを搭載したが、NV200ロンドンタクシーは、89ps/24.5kgmを発揮する1.5L 直4 SOHCディーゼルターボエンジンを搭載。2010年当時は、欧州ではCO2規制が具体的に掲げられ、燃費の良いディーゼルエンジンが人気だったという背景がある。

また「e-NV200」ベースのNV200ロンドンタクシーのEVについても、同様にCO2削減を前提しており、当時のロンドンタクシー(ディーゼル車)との比較で、約1/5のランニングコストを実現するとされた。
NV200は、2014年にロンドンタクシーとして販売開始予定だったが、採算面の問題から運用は困難とされ、ロンドンタクシーへの導入計画は見送りとなった。
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NV200タクシーは、ロンドンタクシーの運用も中止となり、2013年から運用を始めたイエローキャブは2019年、東京のNV200タクシーも2021年に運用を終えて、NV200タクシー自体の生産も終了しまった。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。







