装備随時更新で商品力を維持 走行性能や操舵感覚も好印象

マツダブランドのラインナップ中、最小モデルに位置するのが〝マツダ2〞。2014年に四世代目〝デミオ〞としてデビューし、19年のマイナーチェンジを機に、世界共通名称の〝マツダ2〞にあらためた。今年で12年目を迎えた長寿モデルだが、当初から設計にはマツダの最新技術である〝スカイアクティブ・テクノロジー〞を導入。年次変更によるアップデートも繰り返されており、今なお高い競争力を維持している。
エクスエリア




パワーユニットは1.5ℓ直列4気筒直噴ガソリンエンジン。レギュラーガソリン仕様ながら14.0という高い圧縮比をもち、自然吸気車でありながら、FF車のWLTCモード燃費は20㎞/ℓ を超える。トランスミッションは6速のMTとATの両方を用意。ATは遊星歯車の有段式を採用しており、CVTとは一線を画す小気味良さを味わえる。コンパクトカーと言うと〝エントリーモデル〞という印象が強いが、上級モデルにもひけを取らないプレミアム感があるのもマツダ2の美点。特に最上級の「15SPORT+」に標準装備となるレザー/ラックススエードのシートは、赤いパイピングの縁取りが施され、均質なステッチと相まって、所有欲を満たす上質感を醸し出している。
乗降性


装備もアップデートされており、「15MB」以外(以下同じ)はコネクティッド機能に対応。車載ディスプレイはApple Car PlayとAndroid Autoのいずれにも接続できる。ヘッドランプは全グレードLEDで、オートハイビーム付き。最上級の「15SPORT+」は、対向車や先行車部分だけ消灯するアダプティブ方式となる。「15SPORT」系には、MT/ATともにアダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストが付くなど、運転支援系もアップデートされている。
インストルメントパネル

快適装備も充実しており、ミドルグレード以上(以下同じ)には、ステアリングヒーターを標準装備。前2席にはシートヒーターが付き、エアコンはフルオートとなる。しかも走行性能は、同セグメントでもピカイチと言ってよい。フットペダルはドライバーに正対しており、MTでもATでも運転姿勢は自然。乗り心地は引き締まっているが粗さはなく、欧州Bセグメントよりも日本の走行環境ではむしろ快適だ。
居住性


操舵感はダイレクトでライントレース性は良好。FF車なら最も重いモデルでも1100㎏と軽量なので、街中でも峠道でも、身のこなしは軽快だ。特筆したいのがブレーキフィール。踏み込み側もさることながら、戻し側のリニア感が抜群で、コーナー進入時のブレーキコントロールが絶妙にやりやすい。
うれしい装備






月間販売台数 1971台(25年11月~26年4月平均値)
現行型発表 19年7月(グレード追加 25年11月)
WLTCモード燃費 20.3㎞/ℓ※FF/6速AT車

ラゲッジルーム


そんなマツダ2の走行性能の高さを証明するエピソードをひとつ。義妹が1.5ℓガソリンエンジンの6速MT車に乗っているのだが、ある日、飲み会の帰りに運転代行を利用した。家に着き、代行業者が降りてきて最初に言ったのが「このクルマ、凄く運転しやすいですね!」だったという。あらゆる種類のクルマを運転していると思われる代行ドライバーをして、この感想を言わしめたことからも、マツダ2の実力の高さがわかろうというものだ。


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