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今日は何の日?

■居住性と静粛性を向上させた9代目ブルーバード

1991年9月24日にデビューした日産9代目(U13型)「ブルーバード」

1991年(平成3)年9月24日、日産自動車は9代目となる「ブルーバード(U13型)」を発売した。9代目は、従来のスポーティなブルーバードから、ホイールベースを延長し全高を高めるなど、居住性と静粛性を強化して上級感を強めたモデルだ。

9代目までのブルーバードの歴史

・初代(310型:1959年~):トヨタ「コロナ」に対抗して2年遅れで誕生

1959年8月に誕生した初代「ダットサン・ブルーバード」。丸みを帯びたフォルムが特徴
1957年7月に誕生した初代「トヨペットコロナ」
1957年7月に誕生した初代「トヨペットコロナ」のコクピット

1957年7月に誕生したトヨタ「トヨペットコロナ」に対抗し、日産は1959年8月に「ブルーバード」を投入。親しみやすい丸みを帯びたフォルムを採用した初代は、1ヶ月で8000台を受注してライバルのコロナを圧倒、連続64ヶ月小型乗用車トップに君臨。これを機に“BC(ブルーバード×コロナ)戦争“と呼ばれる熾烈な大衆車トップ争いの火ぶたが切られたのだ。

・2代目(410型:1963年~):SSSが誕生してスポーツモデルが人気に

1963年に誕生した日産2代目(410型)「ブルーバード」

ピニンファリーナ社に依頼した尻下がりデザインが不評で、首位の座をコロナに譲った。それでも、追加されたスポーツモデル「SS」や「SSS(スーパー・スポーツ・セダン)」は、人気を獲得した。

・3代目(510型:1967年~):歴代ブルーバードで最も成功

1967年8月にデビューした大ヒットした日産3代目「ブルーバード1600SSS」

スーパーソニックラインと呼ばれるシャープなフォルムを採用して大ヒット、再びコロナから首位を奪回。1.6L高性能エンジンを搭載した「ブルーバード1600SSS」は、1970年のサファリラリーで総合優勝を飾った。

・4代目(610型:1971年~):サメブルの愛称で人気はやや下降

1971年に誕生した日産4代目(610型)「ブルーバードU」

「ブルーバード U」というサブネームをつけ、大型化・高級化を図るも人気は低迷。特にフロントフェイスがサメに似ていることからサメブルと呼ばれて、再び首位から陥落した。

・5代目(810型:1976年~):オイルショックと排ガス規制が直撃

1976年7月にデビューした日産5代目「ブルーバード(ハードトップ)」、洗練されたシャープなスタイルで大ヒット

デザインを見直し、シンプルなスタイルに原点回帰。しかし、オイルショックや排ガス規制の対応に追われて、商品力強化が上手くいかず首位奪還とはならなかった。

・6代目(910型:1979年~):27ヶ月連続で小型乗用車トップに君臨

1979年に誕生した日産6代目(910型)「ブルーバード」

大きな角型ヘッドライトを組み込んだ直線基調のシャープなスタイリングと、俊敏な走りが評価されて人気が爆発。販売台数は、27ヶ月連続で小型乗用車トップに君臨し続け、ライバルのコロナを圧倒した。

・7代目(U11型:1983年~):初のFF車となり、ダットサンの冠が外れた

1983年10月にデビューした日産7代目「ブルーバード」

最大の注目は、FRからブルーバード初のFF車になったこと、また車名からダットサンが外れてブルーバードの単独名となった。先代の大ヒットの陰に隠れて印象は地味だったが、人気を引き継いで好調な販売を記録した。

・8代目(U12型:1987年~):ブルーバード初の4WD登場

1987年9月にデビューした日産8代目「ブルーバード」

トップグレードに、1.8L 直4 DOHCインタークーラーターボを搭載し、日産が独自開発したブルーバード初のフルタイム4WD(ATTESA)が採用されて注目を集めた。

スポーティさに加えて、上級化を目指した9代目ブルーバード

日産9代目(U13型)「ブルーバード」

1991年9月24日、モデルチェンジで9代目(U13型)「ブルーバード」がデビューした。ボディバリエーションは、4ドアセダンと4ドアハードトップの2種で、ボディサイズは先代よりホイールベースを拡大するとともに全高を高めてひと回り大きくなった。

日産9代目「ブルーバード」のリアビュー

車体は、ウェルボンド工法を採用して接合剛性を改良。またこもり音を減らすために逆位相を利用するアクティブノイズコントロールが採用され、居住性とともに静粛性が大幅に向上した。スタイリングは、先代の直線基調から丸みを帯びた一体感の強いモノフォルム風になり、実用性と空力を意識したデザインが採用された。

日産9代目「ブルーバード」に搭載されたエンジン

パワートレーンは、最高出力97ps/最大トルク13.5kgmを発揮する1.6L 直4 DOHC、125ps/16.0kgmの1.8L 直4 DOHC、145ps/18.2kgmの2.0L 直4 DOHC、トップグレード用として210ps/28.0kgmの2.0L 直4 DOHCインタークーラーターボの4種ガソリンエンジンと76ps/13.5kgmの2.0L 直4 SOHCディーゼルエンジンを加えた計5種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。

日産9代目「ブルーバード」の2WDサスペンション
日産9代目「ブルーバード」の4WDサスペンション

駆動方式は、先代から搭載されたフルタイム4WD(ATTESA)、サスペンションはフロントがストラット/コイルスプリング、リアにはパラレルリンクストラット/コイルスプリングを搭載。特筆すべきは、後輪の角度を状況に応じて制御して、安定したハンドリング性と高速走行を実現するスーパートーコントロール(STC-Sus)が標準装備されていたことだ。

日産9代目「ブルーバード」のSTCサスペンション
日産9代目「ブルーバード」の技術

車両価格は、128.2万~279.6万円(セダン)/156.7万~255.9万円(ハードトップ)設定。当時の大卒初任給は17.5万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で168万~364万円/206万~336万円に相当する。

1991年9月24日にデビューした日産9代目(U13型)「ブルーバード」

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1990年代前半にバブル景気からバブル崩壊を迎えた日本経済は大きな転換期を迎え、当然クルマへ求められる要望も大きく変化した。その頃にデビューした9代目ブルーバードも、それまでのスポーティさよりも、より実用的で上級化に舵を切ったのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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