
bBオープンデッキ! キャンプの使い勝手より、とにかくカッコ良さ優先!
GO OUT CAMPの会場でこれほど異彩を放っていたクルマも珍しい。
平成14年式のトヨタ・bBオープンデッキ。しかも地面スレスレまで落とされた車高に、深みのあるパープルのボディ、小径タイヤを組み合わせたバリバリのカスタム仕様だ。
OWNERのMONZYさんがこのクルマを手に入れたのは約15年前。当時、通常のbBがUSDMやJDMカスタムのベースとして再び注目され始めていた時期だったという。
「普通のbBじゃなくて、誰も乗っていなかったオープンデッキの方がいいかなって。しかも安かったんで」
そしてMONZYさんはクルマ屋さん。購入後のカスタムも基本的に自ら手掛けているため、「費用はほとんど材料代だけ」というから驚きだ。
現在のパープルも純正色ではなくオリジナル。bBオープンデッキといえば明るいイエローの印象も強いが、最初から車高をガッツリ落とすつもりだったため、ポップなカラーではなく低いフォルムに似合う色としてパープルを選んだ。
そのローダウン量は、なんと約15~20cm!
単純にサスペンションを交換して落としただけではない。MONZYさんがイメージしたのは、アメリカのローライダーや昔の旧車。大径ホイールではなく、あえて小径タイヤを履かせてベタッと低く見せる昔ながらのスタイルだ。
ところがタイヤ外径を小さくすれば、そのぶんフェンダーとの隙間が目立ってしまう。そこでボディ側まで加工。フェンダーアーチの形状を変更し、パネルを下方向へ延長するなど、小さなタイヤとの隙間が自然に詰まって見えるよう作り直した。
さらにリアまわりをはじめ、各パネルにも手を加えている。アンテナの取り付け位置をスムージングし、別の場所へ移設。リアのナンバープレート位置も変更するなど、「左右のドア以外はほぼ全部触っている」というほど徹底して作り込まれている。
ボンネットに備わるアンテナ風のアイテムもローライダーを意識したアクセント。実際のアンテナは別に設け、こちらはあくまでスタイルを楽しむためのものだ。
そもそも、このbBを作った当時はキャンプで使うことなどまったく想定していなかった。
「使い勝手? 全然ですよ。見た目だけです(笑)」
その潔さがまたいい。
MONZYさんは現在ジムニーなどほかにもクルマを所有しており、フィールドによってはそちらを使うこともある。さすがにこの車高では入っていけないキャンプ場もあるからだ。
それでも今回は埼玉から猪苗代までbBで参加。軽自動車より長距離移動がラクということもあり、この一台を選んだそう。
しかもbBオープンデッキならではの荷台には、キャンプ道具もしっかり積める。つまり、キャンプのために作ったわけではないのに、結果として外遊びにも使えてしまっている。
SUVや4WDだけがキャンプの正解じゃない。好きなクルマで、行ける場所へ遊びに行く。
ベッタベタのbBオープンデッキでキャンプ。こんな自由な楽しみ方があったっていい!








クルマ屋を営み、このbBのカスタムもほぼ自ら手掛けた。「見た目だけです(笑)」と話す潔いスタンスで、15年間愛車のカスタムを楽しみ続けている。
【GO OUT CAMP 猪苗代】
開催日:7月31日(金)~8月2日(日)
開催場所:天神浜オートキャンプ場
PHOTO:塩谷佳史