32nd Maserati Day 2026

ブランドロゴの誕生100周年を記念して

パーキングスペースで行われたインタビューの様子。参加車両はデ・トマソ時代、そしてフェラーリ時代のモデルが多かった。
パーキングスペースで行われたインタビューの様子。参加車両はデ・トマソ時代、そしてフェラーリ時代のモデルが多かった。

台風の直撃予報から一転。急速にスピードを上げた台風26号は、瞬く間に東の海上へ抜け温帯低気圧に。関係者は毎日やきもきしながら天気予報を見ていたことだろうが、何はともあれ、今年も無事に年に一度のお祭り「マセラティデイ」が開催された。

行われたのは2026年10月3~4日で、場所は会員制リゾートホテルのエクシブ山中湖。主催はマセラティ公認のオーナーズクラブ「マセラティ クラブ オブ ジャパン(MCJ)」で、歴史のあるクラブだけに、今年で32回目の開催を数える。

2026年はブランドロゴであるトライデントの誕生100周年に当たるとともに、日伊修好160周年という節目も重なり、イベントは駐日イタリア大使館の協力を得た公式行事として開催された。なお、トライデントを最初に採用したのは1926年にデビューしたレーシングマシン「ティーポ26」だ。

ミストラル、メラクといった往年の名車も

希少なパーツの入手方法やDIYの小ワザ披露など、クルマ談議が止まらない。旧車を維持する上でさまざまな情報を交換できるクラブはとても頼もしい存在だ。
希少なパーツの入手方法やDIYの小ワザ披露など、クルマ談議が止まらない。旧車を維持する上でさまざまな情報を交換できるクラブはとても頼もしい存在だ。

そんな記念の年に相応しく、参加車両は昨年を大きく上回る70台あまりに増加。人数はおよそ140名で、例年通りファミリーでの参加が多かった。そしてパーキングスペースにずらり並んだモデルの多彩さといったら。ミストラル、初代ギブリ、インディ、メラクといったクラシック系から、ビトゥルボやギブリIIといったデ・トマソ時代のヤングタイマー、3200GTや5代目クアトロポルテなど、フェラーリ傘下で生み出されたモデルたちを中心に、最新のMCプーラやグレカーレまで。マセラティの過去と現在が勢ぞろいした。空模様はあいにく台風一過の秋晴れとはいかなかったが、色とりどりのボディカラーが一堂に集う様子は実に賑やかだ。

その後、パーキングスペースでは越湖信一会長が参加者にインタビューを実施。これは新規会員や既存会員のうち新しい車両で参加した人が対象となるが、そこではモデルや年式からは見えてこない、ひとりと1台が紡ぐストーリーに光が当てられた。そしてマセラティジャパンのCEO、ジュリー タイエブ ドートリオ氏も来場して参加者に挨拶。ブランドへの情熱に感謝の意を表した。

香港のマセラティクラブとも交流

夕方、会場はパーキングからガラディナーが催されるコンベンションホールへ。まずは駐日イタリア大使からの祝辞が動画で披露された。乾杯はフェッラーリ社のスプマンテで。乾杯の後は「マセラティ アカデミー」が開講し、「トライデントロゴ100年の歴史」と「創業者アルフィエーリ・マセラティの功績」についての講義があった。

そして豪華なイタリアンのフルコースを楽しみながら、2026年の「MCJアワード」が発表。まずは“最遠来”参加者として、奈良県からスパイダー90‌thアニバーサリーで参加した会員が表彰。また日本市場の活性化に寄与したとして、ギブリIIで参加した前マセラティジャパンのCEO、木村隆之氏にも同賞が贈られた。さらに香港から来日したマセラティクラブ香港の名誉会長、チャン氏が受賞。クラブ間の交流が行われた。その後クラブ員同士の懇親は深夜のパーティーへと続いた。

締めは富士スピードウェイまでのパレードラン

翌朝は山中湖周辺を約1時間パレードラン、その後参加者は富士スピードウェイに隣接する「富士モータースポーツフォレスト」に再集合。記念撮影ののち、解散となった。

1年後の再会を誓い、全国へ散ってゆく会員たちはみなどこか名残惜しそう。このイベントで友だち同士になった子どもたちもいるようだ。マセラティというクルマをきっかけにして、家族のような関係が出来上がる。そしてイタリア文化への興味が湧き、造詣を深めてゆく。MCJの会員さんたちを見ていると、そんなふうにクルマと人生を楽しんでいるように見える。つくづくマセラティとは奥深いブランドである。

そしてそんなライフスタイルのきっかけとなり、長年パートナーを務めているのがMCJだ。活動への参加は自分の都合に合わせて自由というから、興味のある方は公式HPから問い合わてみてはいかがだろう。

パレードランでは往年の名車から現代のスーパースポーツまでが共演。日曜日ということもあり、山中湖畔を行く多くの観光客の目を奪った。

REPORT/GENROQ
PHOTO/Maserati Club of Japan
MAGAZINE/GENROQ 2026年12月号

【問い合わせ】
マセラティ クラブ オブ ジャパン
https://maseraticlub.jp/

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