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今日は何の日?■人気のシティに高性能ターボII登場

1983年(昭和58)年10月26日、ホンダは1981年11月にデビューして人気を博した“トールボーイ”こと「シティ」の高性能モデル「シティターボII」を発表した(発売は翌11月15日)。シティターボIIは、若者からのモアパワーの要望に応える形で登場。その迫力あるスタイリングから、ホンダは“ブルドック”の愛称を付けた。
トールボーイの愛称で大ヒットしたシティ

1981年11月にデビューした「シティ」は、全長の短いコンパクトカーの室内空間を最大にするため、1570mmの全幅に対して1470mmの全高を持った“トールボーイ”と称した背高ノッポのユニークなクルマだった。“カッコいいクルマ=背が低い”というクルマの常識を打ち破った画期的なスタイリングを採用したのだ。

さらに車高だけでなく、タイヤは極力ボディの四隅に追いやり、サスペンションはスペース効率に優れたマクファーソンストラットを採用。パワートレーンは、徹底的にコンパクト化された新開発の最高出力67ps/最大トルク10.0kgm&63ps/10.0kgm&61ps/9.9kgmを発揮する1.2L 直4 SOHCの3種エンジンと、4速/5速MTおよびホンダマチック4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFである。

車両価格は、若者でも入手可能な76万円/78万円(5速MT)に設定。当時の大卒初任給は12万円程度(現在は約23万円)なので、単純計算では現在の価値で約146万円/150万円に相当する。

発売当初は、独特なスタイリングに否定的な意見もあったが、蓋を開けると常識にとらわれない新しモノ好きの若者の心を掴み、大ヒットモデルになった。
モアパワーの要望に応えてシティターボを追加
独特のトールボーイスタイルで大ヒットした「シティ」だったが、一方で若者の一部からは「もっとパワーが欲しい!」という要望もあった。

そこでホンダは、1982年9月にターボエンジンを搭載した「シティターボ」をデビューさせた。シティターボは、排気量はそのままで新開発のターボと先進の電子制御インジェクション(PGM-FI)を組み合わせ、2.0Lクラスの走りを披露した。

パワートレーンは、最高出力100ps/最大トルク15.0kgmを発揮する1.2L 直4 SOHC(PGM-FI)ターボエンジンと5速MTの組み合わせ。

エクステリアは、膨らみを持たせたフロントボンネットやバンパーと一体成型されたフロントスカートに角型フォグランプが組み込まれるなど、専用デザインが採用された。また足回りについては、前後スタビライザーや扁平タイヤ、スポーツサスでチューニングが施され、ハイパワーを支えた。
車両価格は、109万円。現在の価値では、約201万円に相当する。
さらにパワーアップして“ブルドッグ”を名乗ったシティターボII

翌1983年10月のこの日、「シティターボ」を進化させた「シティターボII」が発表され、11月から発売が始まった。ターボIIの特長は、1.2Lクラス初のインタークーラーの装着、そのハイパワーを支える専用サスペンション、犬のブルドッグを連想させる迫力あるエクステリアである。

パワートレーンは、最高出力110ps/最大トルク16.3kgmを発揮する1.2L 直4 SOHC(PGM-FI)空冷インタークーラー付ターボエンジンと5速MTの組み合わせ。ターボは、エンジン回転が4000rpm以下でスロットルを全開 にした場合、過給圧を10秒間約10%もアップして強い加速感を得るスクランブル・ブーストが採用された。


また足回りについては、ハイパワーを支え、総合性能の高いサスペンションや新設計の超ワイドトレッドにより走行安定性にすぐれた設計としている。
エクステリアは、前後にブリスターフェンダーの採用、ボディと一体感のあるエアロスカート、ビックパワーバルジなどによりダイナミックなイメージを強調、ダイナミックなデザインから“ブルドッグ”と名乗った。またインテリアは、スポーティな機能性と、ロングツーリングにも適したハイクオリティな室内空間が実現された。
車両価格は、123万円に設定され、現在の価値では約218万円に相当する。
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「シティ」シリーズは、高出力化に続き1984年7月には国産乗用車初の4シーターフルオープン「シティ・カブリオレ」を追加。さらに、1985年3月には低燃費を追求した「シティE IIIタイプ」を投入し、クラストップの燃費を達成した。このように、ユーザーの多様性に応えて、シティは高い人気を維持したのだ。
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