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注目の4車「YZ65・・YZ85/LW・YZ250F・YZ450FX」を詳密解説! スマホで燃調をイジれるモデルも! ヤマハYZシリーズ10車種一挙[1/2]

  • 2018/07/13
  • MotorFan編集部
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ヤマハ YZシリーズの2019年モデルの発表会が6月下旬に行われた。今回リリースされたのはモトクロッサーとエンデューロモデルとの合計で10モデル。ここではエンジンやフレームを一新したものや、スマートフォンで燃調を調整できるものなど、注目モデルを中心に解説する。
REPORT●近田茂(CHIKATA Shigeru) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

 バイク業界、夏の到来と共に恒例となっているのが最新モトクロスマシンの発表だ。国内外の各メーカーとも次年度2019年モデルが公表される。今回ヤマハは発表会と試乗会を別開催としてたっぷり時間を割き、新製品投入にかけてきた開発陣の想いの丈や製品への理解を深めることにじっくりと力を注ぐ姿勢を示した。

 同社のコンペモデルはモトクロッサーが6機種。エンデューロマシンが4機種ある。いずれも2ストロークと4ストロークエンジンがあり、モトクロッサーの2ストロークは65、85、125、250。4ストロークが250、450。エンデューロマシンは2ストロークが125、250、4ストロークが250、450が揃えられている。ここでは今回大きく刷新されて勝利を呼ぶマシンとしてより戦闘力が高められた4機種をクローズアップしよう。

・YZ65

 2018年からラインアップに加わったジュニア用入門マシン。YZ450Fを頂点とする同シリーズの末弟である。前14、後12インチホイールを履く小粋なモデルながら本格的なポテンシャルを誇る。新設計されたセミダブルクレードルフレームにはアルミ製リヤフレームをボルトオン。
 ポイントはリンク機構を廃したモノクロス・リヤサスペンションの採用だ。小さな車体でも十分な地上高を稼ぎ、リンク機構が轍等のギャップにヒットしない事を狙っての改善である。KYB製の新開発ショックユニットが採用されボトミングもしにくい設計が成されている。フロントフォークもKYB製で、剛性に優れるφ36mmの倒立式を採用。2スト64ccのエンジンは精度を高めたYPVS(ヤマハ・パワー・バルブ・システム)を装備。クランクウエブに樹脂製ウエイトを織り込みクランク室の総容量を抑え、1次圧縮を高めている。

新設計されたYZ65のクランク。ウェブに挟まれている白い樹脂はバランスをとる一方で、気密室であるクランクケース内容積を埋めることで一次圧縮を高める効果を狙っている。
リンクを廃したシンプルなモノクロス式サスペンションに採用。新開発のリザーバータンク付本格派ショックユニットは、伸び側30/圧側15段の減衰力調節が可能。ちなみにフロントフォークはそれぞれ20段アジャストできる。

・YZ85/LW

 ライダーの体格が成長すると共に次のステップとして用意されているYZ85も新型を投入。同シリーズは前17、後14インチホイールを履くYZ85と、前19、後16インチサイズのYZ85LWが選択でき、後者は大人でも十分に楽しめるサイズである。
 YPVSを採用した新設計の2スト84ccエンジンを搭載。エンジン回転数に応じて排気ポートの上部を開閉する事で排気タイミングを可変するシステムだ。その基本に変わりは無いが、部品の加工精度や制御技術が最新鋭のレベルとなったことでより扱いやすいパワーフィーリングを達成。特に中速から高速でトルク谷が無く、つながりが良くなったという。排気チャンバーも新設計され、ハイパフォーマンスの発揮に大きく貢献している。
 ワンピース構造のアウターチューブを採用した倒立式フロントフォークはφ36mm。ホイールトラベルは275mmを稼ぐ。ステムシャフトの軽量化による軽快な操縦性の他、堅牢な造りも追求された。ブレーキはウェーブタイプのディスクローター(前φ220mm、後φ190mm)を採用。ブレーキホースも高剛性タイプを採用。そしてトップブリッジにはアルミ鋳造を採用。アルミ製テーパー型のハンドルバーは前後4段階、最大27mmの範囲でポジション調節を可能としている点も見逃せない。

YZ85の新シリンダーボディ。右下に見えるのが排気チャンバーと取り付けられる排気ポート。上に見えるメカニズムがYPVSだ。
判りやすいように左側の排気ポートだけを作動させてみたところ。高回転時に排気ポート上面にシャッター(YPVS)が開くことで、排気タイミングを早める。エンジン回転に応じて適切な排気タイミングに可変できる。

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