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CHECK THE NEW ERA スクーター最前線 新・旧シグナスX を走ってバラして、徹底比較 【その1 インプレ編】

  • 2019/03/01
  • モト・チャンプ編集部
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こちらは125ccモデルながら前後ディスクブレーキを標準採用し話題となった先代モデル。

125ccスクーターユーザーの気になるところが、国内モデルとして新登場した「5型シグナスX」と「先代モデル」の違い。外観だけ? エンジンは同じ?  バラバラにして全方位チェックです。

REPORT●ケニー佐川
PHOTO●渡辺昌彦 

左:5型(現行)モデル、右:先代モデル

自然体で乗りこなせる、街乗りスポーツの定番

 シグナスXは、数ある二種スクーターの中でもとりわけ安定した人気と実績を誇る、街乗りスポーツスクーターの定番と言えるモデルである。ヤマハの歴史に「CYGNUS」の名が登場して既に35年以上が経つ。そして、現行型につながるシグナスX(1型)が発売されて早15年。以来、空冷4ストSOHC4バルブに前後12インチホイール、そしてフラットフロアといった車体構成を今日まで貫いてきている。

 その魅力はシンプルさにある。最新のスクーターは水冷式でパワーもあるし、センターフレーム構造に強化されてABSが装備されるなど高性能化・高機能化が進んでいる一方、車体が重くなり乗り降りがしにくく車両価格も高くなってしまう。その点、空冷らしい荒々しさと鼓動感を持ったエンジンと適度なパワー、剛性感としなやかさをバランスした車体と前後12インチならではの素直で分かりやすいハンドリングなど、自然体で乗りこなせるベストバランスを狙ったモデルと言ってもいいだろう。さっと乗ってバキューンと走ってクルリと曲がってピタッと止まる。そういうスクーターらしい元気な使い方、楽しみ方がすぐにできてしまうところが多くのファンを惹きつけて止まないところかもしれない。

エンジンはよりスムーズに、コーナーも安心感が増した

 新型にご対面した印象だが、鮮やかな深紅に彩られたボディはそれだけでパッションが伝わってくる。特にLED化されたヘッドライトはフロントカウルの下側にレイアウトされて精悍かつ車高が低くなったイメージ。カウルのエッジも彫りが深くなりシェイプされた印象だ。

 今回は比較するために従来型も持ち込んでテストしたので、正直に感じたことをレポートしたい。従来型から新型に乗り換えてすぐに感じたのは前後サスがやや硬く沈み込みが少ないこと。たぶんそれは新車のせいであり、さらに言うと従来型は逆に経年劣化などで足がヤレている可能性もある。ただ、ペースを上げるにつれコシ感のあるフィーリング、つまり減衰力が効いたスポーティな味付けに感じられる。ストリートでもギャップ通過時の衝撃は明らかに新型のほうが少なく乗り心地も快適だった。

 エンジンは、フィーリング的には回転がよりスムーズになった。低速からグッとくる骨太なトルクはそのままに、調教された感じ。継続モデルでもECUのプログラムを見直すことはよくあるそうなので、今回もその可能性はある。滑らかさを増したエンジンとダンパーの効いた足りの相乗効果でコーナリングもさらに攻められるようになった。

 サーキットでは車体の安定感が明らかに向上していて、倒し込みや切り返しなどで体重を預けていけた。前後ブレーキもディスクならではのカチッとしたタッチで良く効くし減速コントロールもしやすい。そして、私のお気に入りは大画面メーター。高級感があるだけでなく、変速タイミングの7000rpm過ぎを示すバーグラフと近い位置に速度が大きく表示されるため、ひと目で情報を得やすい。また、タンデムも試してみたがグラブバーが左右セパレートタイプになり、握りやすくなったことも付け加えておこう。

使い勝手と質感もアップしコミューターとしても進化

 ユーティリティについては、シート下トランクは従来どおりの容量でフルフェイス1個+アルファの荷物が収まる余裕のサイズがうれしいし、500mℓのペットボトルが入るオープンタイプのフロントポケットも使い勝手が良く、さらに今回は12Vの電源ソケットが追加されるなど、より実用性がアップしている。またヤマハ独特のフロント給油口も注油しやすく高級感もあるなど、コミューターとしての実力も充実している。一点、導光タイプのLEDテールランプはデザイン的にもシェイプされてカッコ良くなったが、ブレーキランプはセンターに集約されたことでちょっと存在感が薄くなった気も……。これは個人の好みの問題だと思うので軽く流して欲しい。

 いずれにしても、新型は多くのファンの期待を裏切らないカタチで正しく進化したと言える。ヤンチャで元気な走り屋のスピリットは受け継ぎつつ、ちょっぴり大人になったシグナスXだ。

TESTER ケニー佐川

原付から大型、電スクまでだいたいのスクーターに試乗経験あり。そのデータは脳内メモリーに保存してあると豪語するモータージャーナリスト。美女との自撮りはもはやライフワーク。

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